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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【旧高遠藩領内の石碑列】 2011年2月24日に、旧高遠藩領内にある、とあるお寺を訪ねた帰りに、このっ石碑列の前を通りがかったので、車を止めて写真を撮ってきました。ここに写っている「庚申」碑はすべて、庚申の年に建てられています。そして、「庚申」碑以外にも、「念仏供養塔」と彫られている石碑などが並べられています。 ただ、気になるのは、この近くにあるお寺は曹洞宗のお寺だということです。つまり、曹洞宗のお寺の檀家で、「南無阿弥陀仏」と唱えられることがあったと言うことになりますが、そうでなければ、お寺とはまったく関わりなく「南無阿弥陀仏」と唱えられていたのであろうと考えられます。ただ、こうした念仏を唱えることは、日本のかなり広範囲に広がっていたようですが、念仏系の宗旨のお寺がそれを広めたのでしょうか。 信州で行われる「念仏講」を最初から最後まで見学させていただいたことがあるのですが、そのお宅の檀那寺は曹洞宗のお寺でした。そして、お寺のご住職は、当然それにはいらっしゃいませんでした。ただ、繰り返される念仏の間に、気になる一節がありました。文字でそれを読めば気にならないのですが、それを地元の方が唱えられると、ある単語の発音が非常に気になります。 日本史の世界では、キリシタンのことはほとんど考えられていませんが、しかし、残されているモノがキリシタンのものである可能性が非常に高いと思わせられることがあります。この「庚申」碑もそうですし、水抜き穴が空けられている手水鉢などもその典型的なものの一つです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.09 13:10:23
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