会津キリシタン研究所

【秘境　信州遠山郷】

　これは去年の９月２３日に、秋葉街道の地蔵峠まで行った帰りに、道路脇に建てられていた案内板を撮った写真です。伊那山脈と奥の南アルプス（赤石山脈）の間にある谷を秋葉街道が通っていますが、この伊那山脈の西側にある村々も気になっています。

　以前に飯田市で手に入れた民俗資料を読んでいて、気になることが沢山ありました。民俗学の対象になるモノやコトの中に、不思議さを感じざるを得ません。おそらく、地元の方は不思議には思わないであろうと思いますが、小生からすると、気になるモノやコトが点在しています。

　そして、中には明らかにキリシタンがいたことを示す物証さえあります。早く、部屋の中を整理して、この一帯を巡ってみたいと思っています。上伊那郡にあれだけキリシタンの痕跡が残っていて、下伊那郡にないということは考えられませんし、下伊那郡の天竜川沿いにはキリシタンの痕跡があることを確認しています。

　ここでも少しご紹介したことがありますが、不思議な方向を向いたお寺があったり、観音堂の脇に墓地があって、そこに宝篋印塔が残っているところもあります。そして、「庚申」碑は下伊那郡にも残っています。段ボール箱を開けて、すぐには必要のない本は、そのままにしておくことにしましたが、まだ、『徳川實紀』の残りが見つかりません。「必ず出てくるから心配するな！」と所長に言われているのですが、気になるとすぐにナイフを手に段ボール箱を開け始めてしまいます。