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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【長野県富士見町の十字杖】 原稿を書いたのに、貼り忘れていました。申し訳ございません。そして書いた原稿を保存していなかったので、何を書いたか思い出しながら書き直すことにしました。信濃にあるとある庵の近くにある村に、修験の大きな祠が残っています。道路を挟んだ反対側には観音堂が建てられているのですが、その祠の前にあった石仏の錫杖に十字が彫られています。これでは、錫杖独特のあの澄んだ音は出ません。 明らかに意図的にこの十字を彫ったのであろうと思われます。こうした錫杖を、小生は十字杖と読んでいますが、ここでもご紹介し続けてきましたが、会津にはかなり残っています。中には典型的な剣十字が彫られているものもあります。そして、修験の祠は、祠としては非常に大きな祠で、雨から守るために大きな屋根が祠の上に造られています。こうした建て方は、伊那高遠の神社ではよく見かけます。 また、道路を挟んだ反対側にある観音堂の境内には、水抜き穴のある手水鉢がありました。もしかすると、この修験の祠があるところと、観音堂が建てられているところは、かつては同じ敷地だったのかもしれません。新しい道路が開削されて、両側に分断されたようにも見えます。 ただ、こうした十字上の意味や、水抜き穴が空けられた手水鉢の意味がわからなくなっている可能性は十分にあると思っています。小生が小学生の頃には、学校のすぐ前に神社があって、そこでよく野球をしていました。のどが渇いたら、手水鉢のところへ行って水を飲んでいましたから、手水鉢がどういう原理になっているかを知っていました。(難しいことは親父に習いましたが・・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.15 20:21:57
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