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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【松本平南西部にある修験道のお寺】 松本平南西部の山の高いところにお寺があるのですが、裏から回って上がっていく道があることを知らなかったので諦めていたのですが、グーグルマップの航空写真を見ていたら、舗装された道があるようなので、当該市町村役場に電話をしてお尋ねしたら、その道を教えてくださいました。 上の写真は、山門の手前で撮った写真ですが、松本平を一望することが出来ます。そして、山門をくぐって参道を上がっていくと両側に観音菩薩石仏が多数、並べられています。この観音菩薩石仏が一番気になっていたのですが、途中にもう一つ山門があってそこを通り抜けて少し行ったところに観音堂が建てられていました。そして、このお寺は密教のお寺なので檀家がないので、当該市町村の全戸で支えていると書かれていました。 この観音堂の横には、かつては大きなお篭り堂が建てられていて、学生の合宿なども行われていたそうです。そして、ここの管理人さんにお願いしたら、お堂の中を見せてくださいました。このお寺には檀家がないのですが、江戸時代も村の方々がここで集まりをしていた痕跡が残っていました。そして、古い時代の写真があったので、それもカメラに収めてきました。 この参道よりも、左側の木立の中にある小路を歩いてみて下さい。不思議なものがいくつも残っています。それらの一部はここでもご紹介したことがありますが、ここも保科家が高遠藩主だった時代には高遠藩領内でした。そして、この一帯にもキリシタンの痕跡が残っています。そして、この一帯から北に向かうと安曇野市を通って、大町市まで行けますが、その間にもキリシタンの痕跡が多数残っています。そして何よりも、松本市街地にあったお寺は、戊辰戦争のあと、すべて破却されたと聞いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.15 19:51:13
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