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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な山ノ神】 これは会津のとある村の山の中にある「ヤマノカミ」です。石祠が置かれているだけですが、極めて不思議な「ヤマノカミ」です。ここで何回か記しましたが、この「ヤマノカミ」の祭は、村の女性によって守られています。一般的な山ノ神は嫉妬深い女神です。ですから、女性が山へ入ることは禁じられていました。 その神を祀っている「ヤマノカミ」の祭を女性が守ってきたと村のご婦人からお伺いして、腰が抜けるほど驚きました。これでは、この「ヤマノカミ」は、山ノ神ではないということになります。 それで墓地を歩いてみたのですが、「ヤマノカミ」の意味が見えました。墓地にはキリシタン史の重量な資料が残っています。そして、「耶麻郡」の「耶」は耶蘇で、「麻」はマリアの「麻」だという伝承が事実であるように思えています。 蒲生氏郷の時代には、会津の全域にキリシタンが広がっています。宗門人別制度=寺請制度=檀家制度は影も形ない時代ですし、仏教寺院は一般民衆の死に関わるイニシエーションを行っていない時代です。そして、一般民衆が葬儀を行っていたとすれば、それはキリシタンの葬儀です。そして、加藤家が改易されたあと保科正之公が会津藩主になられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.16 17:20:29
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