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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な石祠】 前回ご紹介した「キリシタン」と地元の方が呼んでいらっしゃる不動堂の境内にあった石祠です。ラテン十字が3本、並んでいるように見えます。一昨年の6月12日に、この一帯を訪ねた時に立ち寄った時に見付けました。屋根の部分は流造りになっていますから、本来はこの面は破風に当たる部分であったのであろうと思われます。 こうした十字が彫られている石祠は、会津ではそれほど珍しいものではありません。これまでに、いくつものこうした石祠に出会っていますが、『会津のキリシタン』を書かれた山内強氏も、こうした石祠をキリシタンのものであると考えていらっしゃいます。 そして、こうした石祠が残っている村には、必ず、キリシタンの痕跡が残っていますし、中には非常に不思議な場所に地蔵菩薩石像が祀られているお寺がある村もあります。また、ここでもご紹介したことがありますが、錫杖に同じように3本の十字が並べられて彫られている地蔵菩薩石像が祀られている祠がある村もあります。 会津は全域に、多数のキリシタンの痕跡が残っています。中には「沓履き地蔵」があるというお寺が建てられていた村がありますが、『文禄三年蒲生家高目録』では、その村は岡越後守四郎右衛門左内の領地になっています。この人物は会津では有名なキリシタン武将です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.17 21:50:53
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