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テーマ:日本の未来(224)
カテゴリ:日本の未来
【都市と農村】 テレビで「農協改革」のニュースが流れていました。元々、農協は農家を支えるために作られた組織でした。そして、米が足りずに「外米」を輸入していた時代を超えて、農家が自立出来るようにと農協という組織が動いてきました。しかし、「米あまり」が始まったら、政府は農協を通じて減反政策を推し進めてきました。それだけではありません。大型耕作機械の導入を目指して、圃場整備を行わせましたが、一番肝心な農地法には手を付けませんでした。 関心のある方は農地法を是非、お読み下さい。そして、農地とはどのような土地か、それを買うことが出来るのはどのような人々かということを調べてみて下さい。農業がしたくて脱サラ・脱都会をして地方に移住しても、農地を買うことが出来ません。借りることは出来ますが、買うことが出来ないのです。しかし、大きな農業法人を作れば、手に入れることが出来るようですが、しかし、圃場整備の時の借入があれば、農地が担保になっていることがあります。 それでも、農地を手放して、その農業法人で仕事をする方々もいっしゃるようですが、「生産性の向上」のためには、人件費の節約が求められます。そこまでしても、米を作ることが求められていたかというと、美味しい米は外国へ輸出した方がより大きな利益が出るので、日本の農家で作られた米は外国に流れ、TPPで安くなった、国内ではカリフォルニア米などが売られるようになるだろうと思います。仕方がありません。カリフォルニア米は美味しいのです。以前に「外米など美味しくないから食べられない」とおっしゃって、顰蹙を買っていた方がいらっしゃったのを覚えている方も多いだろうと思います。また、美味しい米を作って、独自のルートでそれを出荷すれば、利益が増えることは目に見えていますが、すべてが売却出来るかどうか判りません。 小生が大学生の頃は「米穀通帳」がまだ生きていました。身分証明書として使ったことがあります。しかし、1982年に廃止されていますから、実物をご覧になったことがある方は少ないかと思います。会津キリシタン研究所では、玄米を送っていただいて、食べる分だけを精米して、おいしいお米を食べています。会津産のコシヒカリです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.24 15:05:17
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