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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【旧高遠藩領の北部】 これは旧高遠藩領の北部で2009年8月18日に撮った写真です。かなり広大な平坦な台地が広がっていますが、松本平つまり松本盆地です。あるところで、この写真を撮った村も旧高遠藩領内だったと教えていただき、この日に保科郷を訪ねた後、この一帯を訪ねてみました。 この松本平は標高は高いのですが、伊那谷と同じように雪はほとんど積もりません。今冬は珍しく、松本市街地で18センチメートルも雪が積もっていますが、本州の丁度中心部にある盆地なので、善光寺平と同じように雪がほとんど降らないそうです。そして、この村からも保科正之公と共に山形最上経由で会津に入って来ている家があるとお伺いしました。 富士見町・茅野市・塩尻市・松本平にお住まいの方で、キリシタンに関心のある方は、是非その一帯を巡ってみていただきたいと思います。はっきりとしたキリシタンの痕跡に出会えます。小生は松本平の東部一帯はまだ訪ねたことがありませんが、安曇野から大町市にかけての一帯にも残っています。そして、このブログに記したことを参考にしていただいて、お寺や墓地を巡ってみて下さい。また、神社でも不思議なところがあります。 その時に一番大事なことは、宗門人別制度が施行されるまでは、仏教寺院は一般民衆の葬儀に関わっていないということと、宗門人別制度はキリスト教の教会制度のコピーだということです。これに関しては、圭室文雄『葬式と檀家』(吉川弘文館)に少し詳しく記されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.31 09:49:56
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