会津キリシタン研究所

【旧高遠藩領の北部】

　松本平にある旧高遠藩領のとある山の上にお寺があるのですが、そのお寺が気になったので、２０１１年８月１０日に訪ねてみました。それ以前にこのお寺のことを知っていたのですが、とある村から上がっていく道を少し上りかけたのですが、道路脇の草刈りが行われていなかったので、車にキズが付くのが心配で引き返してきました。

　その後、国土地理院のサイトでこの辺りを調べていたら、裏からまわれる広い道があることに気が付き、当該市町村に電話してその道のことをお伺いしたら、詳しく教えて下さいました。少なくとも途中までは快適な道ですが、高いところは林道を舗装したような道です。お出掛けになられるのであれば十分にお気を付け下さい。

　このお寺は密教のお寺です。ですから、檀家がありません。宗門人別制度では、密教のお寺は檀家を持つことが許されませんでした。それで、現在は当該市町村の全戸でこのお寺を支えているそうですが、修験はいらっしゃいませんでした。非常に興味深いお寺です。この写真を撮ったところのすぐ近くにある駐車場に車を止めて、そこから歩いて参道を上がったのですが、帰りは林の中にある路を下りてきました。

　その林の中の路沿いにも、気になるモノが残っています。また、管理人の方がいらっしゃるので、お話をお伺いすることもできますし、いろいろな資料を見せていただくことが出来ました。現在は新しく建て直されていますが、以前から大きな宿泊施設があったそうで、その写真も見せていただくことが出来ました。