|
テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【猪苗代湖遠望】 2012年7月4日、東京からお客さんがお見えになっていたので、磐梯山とその周辺をご案内したのですが、猪苗代湖の湖水面が会津盆地よりも低いと思っていらっしゃったので、猪苗代にある天鏡台というところへご案内しました。この写真は、その時に撮った写真です。 この猪苗代湖の湖水面は国土地理院の地形図では海抜514mになっています。そして、会津若松市街地は緩い傾斜地にあるのですが、およそ海抜200mですが、猪苗代湖の最深部は深さ94mです。また、この猪苗代湖の成因には3つの仮説があって、未だに定説はありません。 一つは、磐梯山がマグマ噴火した時に、空になったマグマ溜まりの部分が陥没したという説。次は、北西に雄国沼というカルデラ湖が山の高いところにあるのですが、この雄国沼が噴火した時に流れ出した溶岩による堰止め湖だという説。そして、猪苗代湖自体がカルデラであるという説です。信州の小母さんがいた研究室の教授は、カルデラ湖だとお考えだったようで、「カルデラ湖の近くに住んでいて怖くないの?」と小母さんに言われたことがありました。 土津神の墳墓の上に杉が植えられていなければ、あの墳墓の最上部からはほぼこれと同じか、もっと猪苗代湖が広く見えるだろうと思っています。そして、この猪苗代湖の周囲のうち、東側は山の斜面ですが、それ以外のところは平坦なところがかなりあり、多数の村々が点在していますし、明らかに江戸時代になってから成立したと考えられる大きな村もあります。そして、それらの村々にも、会津の他の一帯と同じようにキリシタンの痕跡が残っていますし、伊那高遠の遺薫が残っているところもあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.05 10:29:13
コメント(0) | コメントを書く |