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テーマ:会津の風景(427)
カテゴリ:キリシタン
【会津の山間部のとある村の冬景色】 これも前回の写真と同じ村で撮りましたが、バス停の時刻表をご覧になって驚かれた方も多いかと思います。7:00のバスは、小学校の前を通って、市町村の中心部にある中学校まで行くバスです。もうかなり以前に、「バスは一日一度来る。オラ、こんな村ヤダ」という歌詞の歌が流行りましたが、2003年でも情況は変わっていません。 この7時のバスに子供を乗せるために、一番奥の村から車でここまで送ってきているのだろうと思います。かつては、奥の村にも小学校があったのですが、これもしばらく前に廃校になりました。そして、過疎化が忍び寄ってきていると聞いています。 あの一番奥の村は、江戸時代の中期に成立した村であることが、『新編会津風土記』に記されています。そして、あの村にもここで何回もご紹介してきたような、上水道兼農業用水の堰が残っています。会津の堰がなければ、田圃に水を引くことは出来なかったであろうと考えられます。 そして、戦後には政府の開墾政策によって、田圃が開墾されたのであろうと思われます。そして、その開墾に携わった方々の多くは、かなり高齢になっていらっしゃるだろうと思いますが、冬期間に緊急車両があの村まで入っていくのは大変なことだろうと思います。そして何よりも不思議なのは、こうした山間部の村にお住いの高齢者世帯にある軽トラックに入れるガソリンにも、道路特定財源の税金が掛けられていることです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.15 10:57:20
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