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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な村名の村の卵形墓石】 前回の墓石がある墓地の入口に建てられている卵形墓石です。「正山智泉禅尼」と戒名が彫られているのですが、右側に「文政三辰天五月四日」と彫られていて、左側には「越後賀茂町宗」と彫られています。 会津には尼寺はありません。少なくとも『新編会津風土記』には尼寺は記されていません。そして、越後賀茂町一帯とこの一帯とは、かなり関係が深かったようです。それを彷彿とさせる不思議な記録が、市町村史にありました。会津のある村には、越後から来た助産師の方が素晴らしいお働きをされていたようで、その研究所他が亡くなられた後、供養にお寺に観音菩薩像が建てられています。 また、前述しましたが、この村にはお寺はありません。不思議な石仏と不動明王石仏が祀られている祠があるだけです。ですから、この墓石がどういう女性のものかが非常に気になっているのですが、この疑問を解決してくれる史料はありません。 実に不思議な卵形墓石です。いつか、何かの史料の片隅に、この不思議さを消してくれる記録があることを期待しています。勿論、江戸時代の女性ですから、檀那寺のお寺のご住職の妻である可能性は皆無です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.16 15:10:04
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