|
テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の十字杖を持った地蔵菩薩石像】 この首無し地蔵に最初に出会ったのは1999年でした。その時はここではなく、草むらの隅にありました。その時には、光線の加減で、錫杖の部分にはっきりとしたラテン十字が見えていました。現在は、前述の村の檀那寺と思われる臨済宗のお寺の墓地に祀られています。 そして、この写真を撮った2010年8月22日には、お寺の境内をゆっくり巡ってきたのですが、最初にここを訪ねたときに出会った不思議なものも残っていました。会津はどこの村を訪ねても不思議なものが残っています。国道沿いに祠が建てられていて、中に不思議な石像が祀られていることもあります。 ですから、そうした会津を巡り続けているうちに、会津藩は宗門人別制度が施行された後でも、キリシタンを弾圧していないと思えるようになりました。そして、そうした会津を知っていたからこそ、伊那高遠を訪ねて、その理由が見えてきました。 不思議に思えていたことが、伊那高遠で解決されましたし、見性院が保科正之公を伊那高遠の保科家に養子に出した理由も見えてきました。そして、それを裏書きするのは、遺されているモノに彫られた文字や、『会津藩家世実紀』に残されている文書でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.16 15:38:20
コメント(0) | コメントを書く |