|
テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津にある不思議な十字宝冠観音菩薩石仏】 この写真を撮ったのは2010年9月5日でしたが、この石仏に最初に出会ったのは2001年でした。その時には、戒名の「香」が「大日」に見えていたので非常に気になっていたのですが、戒名が「圓心妙香信女」であることに気が付いて、あまり気にならなくなりました。 ただ、「圓」が略字です。そして、宝冠の部分にはっきりとした十字が彫られています。それで、この墓地にある墓石をすべて見てみたのですが、それぞれの墓石に彫られた文字や文字列からすると、この村もキリシタンだったことが判りました。会津では、珍しいことではありません。 そして、この一帯の村々は帰農した武士の村であることも、墓地に残されているものに彫られた文字列から判りました。会津には、室町時代以前の史料がほとんど残っていません。『新編会津風土記』に古い時代の伝承が記されている程度です。 こうして会津一円を巡ってきて気が付かされたのは、会津の人口は蒲生氏郷が会津の領主になってからのことであろうと考えられます。そして、加藤家の家臣団や、保科正之公と共に山形最上経由で高遠から入って来た家々によって、人口がかなり増えたのであろうと考えられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.16 16:43:43
コメント(0) | コメントを書く |