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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【越後の不思議な石仏】 前回ご紹介した「延命地蔵尊」と同じ祠に祀られていた石仏です。如意輪観音のような思惟の姿をしていますが、頭部には不思議な被り物が彫られています。また、左手で持っている花は蓮の蕾や花には見えません。 そして、腹部には鞠のようなものが彫られています。「子安観音」なのでしょうか。しかし、このお寺は曹洞宗のお寺です。お寺がこの像を建立したとは思えません。 観音菩薩を祀る可能性があるのは、平安仏教以降は、天台宗・真言宗以外には考えられません。また、これは明らかに石仏です。一般に石を彫ったものは仏像にはなりません。基本は木像ですが、中には塑像のものや鋳造のものもあります。 会津のとある観音堂の本尊は秘仏なのですが、首が落とされた観音菩薩石像であると『新編会津風土記』に記されています。お堂の本尊は石像でもいいのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.17 14:33:49
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