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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【武蔵国秩父の曹洞宗金昌寺】 これは秩父三十四観音の八番札所である曹洞宗金昌寺の本堂である観音堂の縁に置かれている「子安観音」石像と「奪衣婆」石像です。曹洞宗のお寺の本堂が観音堂であるということは、信じがたいことでした。しかし、本堂の縁にこの2体の石像が祀られていることで、信じがたいことが解決しました。 この金昌寺には、その観音堂と墓地だけしか残っていませんが、裏山の斜面に多数の石像や石仏などがあります。2007年5月4日に、ある方にここを案内していただきました。そして、多数の首無し地蔵にも出会いました。但し、初めから金昌寺にあったものではなく、近隣の村々から近年になって運ばれてきたものであろうと思われます。 会津の秩父一帯には、気になるところがあるので、日が長くなったら気になっている場所を訪ねてみたいと思っています。おそらく、キリシタンの痕跡が残っているだろうと思います。それも、古いものではなく、江戸時代後期になった彫られたものです。天領や幕閣の領地では、キリシタンの取り締まりは緩やかであったと言われていますが、それを示すようなモノが残っている可能性が高いと思っています。 何しろ、江戸城からそれほど離れていないところにもキリシタンがいたくらいです。そして、房総半島の南部にもキリシタンの痕跡が残っています。あれには驚きました。日蓮宗不受不施派が隠れていた一帯です。あの時に出会った「子安観音」石像や首無し地蔵などをここでご紹介したことがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.21 10:21:50
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