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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:日本の未来
【近代市民社会とは何か】 昨日の朝刊を見て、唖然としました。「『文官統制』廃止へ法案」という見出しが目に飛び込んできたからです。それで、昨日はこの一面を何回も読み返しました。しかし、見出しは狐に抓まれたわけではありませんでした。そして、テレビである方が、「周辺有事」という言葉を「誤解を招く」という理由で排除するということをおっしゃっていました。 『花子とアン』にも東京大空襲のシーンがありました。昨日の『マッサン』ではエリーが証拠を提示されることなく検挙されそうになりました。そして、小生が子供の頃には「省線」に大勢の進駐軍の兵士が乗っているのを何回も見たことがあります。その所為なのか、怖い夢を何回も見たことがあります。進駐軍の兵士が怖くて、『三丁目の夕陽』に出てくるような住宅街を逃げるのですが、どこへ逃げても進駐軍の兵士が出てきます。 この写真は2011年1月27日、長野県の南部で撮った写真です。東京大空襲の時に、米空軍がこの富士山を目指して飛んできて、手前で方向を変えて東京上空へ飛来しました。そして、東京の住宅街に焼夷弾(燃料気化爆弾)をばらまきました。しかし、完璧にジュネーブ条約違反なのですが、極東軍事「裁判」では、それはまったく問題にされませんでした。しかし、小生の姉は東京大空襲の時に、防空壕に出たり入ったりしていた亡母のお腹の中で死んだと、親父や亡母から聞かされていました。 ある時に、非常にラディカルな方にそのお話したら、「日本は侵略戦争をしたから仕方がないんです」と言われて愕然としました。小生の親父は満州の部隊にいたのですが、病気で本国送還になっていたので、東京大空襲の時には、豊橋の陸軍病院を出て都内に住んでいました。ですから、小生が子供の頃は、そこが本籍地になっていました。戸籍抄本や戸籍謄本を取るのに不便なので、阿佐ヶ谷に本籍を移したのは、小学校に入ってからだったと記憶しています。『文官統制』は一般的には「シビリアン・コントロール」と言われます。軍が暴走することを防ぐために考え出された近代国家の制度です。これを取り外したら、悲惨な出来事がいとも簡単に起こってしまうだろうと思えてなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.23 09:47:40
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