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カテゴリ:キリシタン
【信州にある転切支丹類族墓石】 これは2003年に信州のとある村の墓地で出会った転切支丹類族墓石です。左上の墓石には「皈空」、右上の墓石石仏には「歸空」と彫られていて「尼」が異体字です。左下の墓石石仏にも「歸空」と彫られています。そして、右下の墓石には「皈元」と彫られています。 この村にこうした墓石が残っているとは思っていなかったので、大変驚きました。しかし、信州で訪ねた村の墓地に、転切支丹類族墓石が残っているのはここだけではありません。2003年には「歸元」「帰元」「皈元」が転切支丹類族の墓石に彫られたものであることを知っていましたから、驚きと同時に、この村にも何か残っているかもしれないと思いました。 そして、村の名前からすると、帰農した武士集団である可能性が高いとも考えていますが、村にそれに関する伝承が残っているかどうかは判りません。チャンスがあったら、村の中をじっくり巡ってみたいと思っています。と同時に、この一帯にある村々の墓地も巡ってみたいと思っています。この一帯は、日が長い時期であれば、東京から日帰りが十分に可能ですから、梅雨になる前には訪ねられるかもしれません。 グーグルマップの航空写真をダウンロードして、長野県全体の航空写真を作ったことがありました。時々、それを見ていますが、長野県も福島県と同じように全域にキリシタンが広まっていたようです。それも、帰農した武士集団の村々に、キリシタンの痕跡が残っています。長野県の場合、その帰農に関して伝承が残っているケースがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.10 09:42:54
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