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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【福島県中通り地方の織部灯籠】 これは中通り地方のとあるところに建てられている延命地蔵堂に奉納されている織部灯籠です。去年の夏、会津へ用事があって出掛けた時に、この一帯で迷ってしまったのですが、偶然この延命地蔵堂のところに出ました。以前にある方に連れてきていただいたことがあったので、もう一度写真を撮り直してきました。 この織部灯籠が奉納されたのは「昭和五十七年八月二十五日」です。竿の部分の裏面に彫られていました。「昭和五十七年」は1982年です。この頃には既に、小生は会津に住んでいましたし、郡山へ時々出掛けていました。しかし、この頃にどこでこの織部灯籠を手に入れたのでしょうか。最近は、インターネット上で販売しているところがあるようですが、あの頃にはまだインターネットはそれほど普及していませんでした。 ただ、葦名家が会津の領主だった時代には、この一帯を支配していた武装農耕集団が葦名家と関係を持っていたことが、この延命地蔵堂の境内に建てられている案内板に詳しく記されていましたから、その頃には既に、中通りにもキリシタンが広がっていたのかもしれません。会津では、会津にキリシタンが広まったのは蒲生氏郷の時だとされていますが、残されている記録や古い市町村史を解析すると、葦名時代に既に会津にキリシタンが入っていた可能性が出てきます。そして、それに関連する村の墓地を訪ねたら、多数の五輪塔が建てられていました。 『新編会津風土記』を解析するのは実に興味深かったです。同じ村の村名の由来が異なっている記述があります。最初にそれに気が付いたのは、もうかなり以前のことでした。それで、その一帯を訪ねたら、不思議なところに不思議な宝篋印塔が残っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.14 07:26:23
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