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カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議なお寺】 これは会津の比較的山の中の村にあるお寺です。この村の名前を地元の方が発音するのを耳にしたことがあって、それが気になっていたので、この近くの村々を訪ねた後で、この村まで上がってきました。 そして入り口付近に車を止めて、この写真に写っている路を歩き始めたら、左側に不思議な石塔が数基、建てられていました。このお寺は曹洞宗のお寺なのですが、曹洞宗のお寺がある村にそうした石塔が残っていること自体、非常に奇妙なことです。 会津では、こうしたことに時々出会ってきましたが、この村は『新編会津風土記』には村名が出ているのですが、『寛文風土記』に名前が出てきていません。『寛文風土記』には「未審」と分類されている村々があるのですが、その中にもこの村の名前は記されていませんでした。 しかし、旧高遠藩領内をじっくり巡った後で、一昨年の4月にこの一帯を訪ねて、『寛文風土記』に名前が記されていない理由が見えてきました。この一帯には、確実に旧高遠藩領内から山形最上経由で入って来た家々があります。そして、家々の家紋がそれを示しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.19 20:22:13
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