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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津のとある村のお寺の境内にある「子安観音」堂】 これは会津のとある村にあるお寺の境内に建てられているお堂に祀られている観音堂に祀られている「子安観音」像です。ただ、現在はお寺の本堂は残っていません。庫裡だったと思われる建物が残っているだけです。ですから、もしかすると江戸時代にはこの観音堂が本堂だったのかもしれません。 そして、この観音堂も不思議な方向を向けて建てられています。お寺の入口から入っていくと、庫裡だったような建物の手前の左側の小高いところにお堂が建てられています。最初このお寺を訪ねたのは1999年でしたが、それが気になっていたので、2008年11月10日に再訪してこの写真を撮ってきました。 そして、もう一つ気になっているのは、『新編会津風土記』に記されているこの村の名前と、現在の村の名前が異なっていることです。『新編会津風土記』と国土地理院の地形図を比べると判ります。そして、帰って来てから国土地理院の地形図をもう一度じっくり精査したら、明治以降に町村制が施行された時に現在の村名に変えられたのであろうと気が付きました。 そこで、この一体の本村の墓地を丹念に歩いたら、村名を変更した理由も見えてきました。江戸時代の村名に、キリシタンを隠していたことを隠したのであろうと思われます。これは会津だけではないだろうと思われますが、漢字の中に十字架のシンボルのように見えるものが少なくありません。また、音がラテン語の単語に似ている漢字があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.22 16:14:39
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