|
テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【秩父の金昌寺】 これも昨日撮った写真です。光輪に放射光が彫られていますが、頭部が螺髪なので阿弥陀如来像であろうと思われます。最近になって、このお寺は曹洞宗から真言宗のお寺が管理するようになったと昨日出会った方にお伺いしましたが、これはそれ以降に建立された石像であるとは思えません。数年でこの程度まで風化するとは考えられません。 実は、昨日、山門のところで出会った方は、ここを年に50回程度訪ねているとおっしゃっていたのですが、最近になってドイツの日本史を研究されている学者が訪ねてきて、金昌寺の境内にはキリシタンのものがあるとおっしゃっていたとお話しして下さいました。 曹洞宗のお寺の本堂が観音堂であるということが非常に気になっていると、小生もお話ししてきましたし、その観音堂の縁に祀られている観音菩薩石像には乳房があります。乳房のある観音菩薩というのは、菩薩の意味を考えたら有り得ないものです。ですから、会津のとあるお寺のご住職は、乳房のある「子安観音」像の写真をご覧になって、「これはブツ(仏)ではない」と即座におっしゃったのです。 観音菩薩は女性であると考えられていることが多いですが、菩薩は性を超克した存在です。筋骨隆々の地蔵菩薩像がないのと同じです。広隆寺の弥勒菩薩の前で、「男なのか、女なのか」と中学の修学旅行の時に悩んで、しばらく見とれていたことがありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.28 14:42:54
コメント(0) | コメントを書く |