|
テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な石塔と石碑列】 2006年8月11日に、会津盆地のとある一帯を訪ねた時に、不思議な向きに建てられている神社があったので、車を止めて中を歩いてみました。すると、神社の建物の裏側にこの写真に写っている石塔や石碑がありました。この村は『文禄三年蒲生家高目録』に名前が出てきている村で、蒲生氏郷の直轄地になっています。 そして実に不思議なことなのですが、拝殿の入口に「伊佐須美神社」と書かれた扁額が掲げられていました。ここは旧会津高田町ではありません。会津で有名な伊佐須美神社は旧会津高田町(現会津美里町高田)にあります。そして、不思議なことに、この神社の拝殿は、小生が「キリシタン方位角」と呼んでいる方向を向けて建てられています。 実は、この神社の向きが気になったので車を止めたのですが、拝殿の裏にこうした石塔や石碑が建てられていることを知って納得することが出来ました。「十十三夜供養」と彫られた石塔の左右に「湯殿山」「飯豊山」と彫られた石塔と、「巳待塔」と彫られた石碑と「庚申塔」と彫られた石碑が並べられています。 「伊佐須美神社」は修験の神社ではありません。にもかかわらず、湯殿山や飯豊山とどのような関係があるのでしょうか。そして、「巳待」は「己侍」ですから(会津に伝承が残っています)、この村にも帰農した武士の家々があるということなのであろうと考えられます。そして、この神社を訪ねる前に、この村の中にあるお寺の墓地を訪ねたのですが、不思議な文字が彫られた墓石が残っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.17 20:47:21
コメント(0) | コメントを書く |