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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な石塔と石碑列】 前述の「十十三夜供養」石塔と「巳待塔」碑と「庚申塔」碑、そして墓地にあった「霊」の速記文字が彫られた墓石です。墓石に速記文字を彫ることは、通常は考えられないことですが、会津ではこの速記文字が彫られている墓石が少なくありません。 小生が会津を巡ってきて、キリシタンの痕跡がない村に出会ったことがありません。不思議なことにも、数多く出会ってきました。観音堂のすぐ近くに棕櫚の木が植えられています。そして、その根元付近にはサフランの花が咲いていました。サフランの原産地は南ヨーロッパです。そして、そのサフランの数からすると、最近になってどなたかが植えたものとは思えません。サフランは、球茎を移植します。 棕櫚は、京都に残っている扇に描かれたキリシタンのお御堂の脇にも植えられていますが、ローマ・カトリック教会では、棕櫚の主日にはどうしても必要な葉です。会津の葉で十字架を作ったものが、信徒に配られます。ですから、キリシタンのお御堂があるところに棕櫚の木が植えられていても、何の不思議もありませんし、むしろ当然のことです。 そして、サフランは聖書の中にも出てくる植物です。聖書の時代には、薬用に用いられていたのであろうと考えられます。「サフラン」という名は、サフランから作った生薬の名が本来のものだとされています。非常に興味深いことですが、旧約聖書にも、新約聖書にも、所謂「ハーブ」と呼ばれている植物が数多く出ています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.17 21:19:09
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