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カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な「三体仏」】 前述の石仏や欄間のあるお寺からそれほど離れていない村の墓地にあった石仏です。地蔵菩薩が三体彫られていますが、何を表しているのか判りません。ただ、会津にはこうした地蔵菩薩が三体彫られているものは、他にも残っています。ここでご紹介したことのある「ジロニモ」と読める創作文字が彫られている墓石がある村のすぐ近くにある村です。また、この墓地に残っているモノから考えると、この不思議な「三体仏」もキリシタンと関係があるのであろうと思われます。 会津でキリシタンの痕跡が残っていない墓地は、ほとんどありません。必ず何らかのキリシタンの痕跡が残っています。特にこの一帯には、キリシタン伝承が残っているようで、それらしいことを耳にしたことがありますし、そのことを聞いた時に名前が出た村の墓地には、かなり立派な宝篋印塔が建てられています。 それだけではありません。とある村に観音堂があるのですが、戦前には、その一帯にある小学校の遠足で、その観音堂へ遠足に来ていたと村の方からお伺いしました。それだけではありません。その村には墓地が2ヶ所あるのですが、片方の墓地にはかなり大きな五輪塔が建てられていました。 会津では、各市町村史でキリシタンのことを詳しく論じてあるものはありませんが、フィールドワークでは必ず不思議な物に出会ってきましたし、転切支丹類族墓石が残っていない墓地はほとんどありません。そうした村々の中で、毘沙門堂が建てられている村があるのですが、曹洞宗のお寺の境内に建てられている毘沙門堂がありますが、その毘沙門堂も小生がキリシタン方位角と呼んでいる方向に向けて建てられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.09 21:12:00
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