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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【宮城県北部の殉教者の墓地】 宮城県北部の殉教者墓地にも連れて行って頂きました。ここが殉教地であるとは考えられませんが、遺骨や何らかの遺品が埋葬されているのであろうと思われます。そして、十字架の前に供えられている花からすると、ここへ毎日、お参りにいらっしゃっている方がいらっしゃるのかもしれないと思いました。 この一帯にあるローマ・カトリック教会に集められているものを見ていたので、そう思えて仕方がありませんでした。そして、この一帯でも、色々なお話を地元の方からお伺いしましたが、会津と同じようなことが起きているようです。しかし、数百年も前のことで、現在も苦しんでいる方がいらっしゃるのであれば、これは由々しき社会的問題です。 日本では、明治「維新」の時も、日本国憲法が施行された時も、大きな変化があったのですが、それが学校教育で教えられてこなかったからか、江戸時代が戦後になっても残っていることに、小生は深い悲しみを覚えます。ある有名なキリシタン研究者の本を読んだのですが、「類族」という言葉が出て来ませんでした。 歴史は、ともすると骨董品趣味に陥ってしまいますが、そうした「歴史」は、人々を傷つけることはあっても、人々の苦しみを癒すことは有り得ません。悲しいことだと、会津のキリシタンの研究を始めてから痛感させられ続けています。そして、多くの人々が知っている伝承が、表面に出て来ていない事例もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.17 18:18:06
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