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テーマ:日本の未来(224)
カテゴリ:平和
【繰り返される「民主主義」の誤解】 昨日・一昨日とテレビを見続けていました。悲しいことですが、また暴挙がまかり通っていました。日本では民主主義を多数決と考えているようです。そして、数が多ければ、何をしてもいいということになっています。おまけに、最高裁判決を持ち出して、自論の正統性を担保しようとしていましたが、砂川判決が集団的自衛権を認めているとは到底考えられません。 「次は何をするのか‥‥‥」 「不平等な条約だ」だとおっしゃった方が何人もいらっしゃいました。米韓の間に結ばれている条約は、日米安全保障条約のような片務的なものではありません。ですから、ベトナム戦争の時に韓国軍はベトナムへ行っていました。こういうことはあまり言いたくないのですが、ベトナムには韓国人とベトナム人の間に産まれた人々が大勢いらっしゃいますが、彼らはベトナム戦争が終結した後、様々な差別を受けてきています。日本でも、終戦後、米兵と日本人女性の間に産まれた子供たちが少なくありませんでした。「○○ホームの近くへは行ってはいけない」という規則が、小学校の児童会で定められたのを覚えています。後になって判ったのですが、あの「○○ホーム」でチャプレンをされていた先生は、小生の先輩でした。 これからどの様に野党が攻勢をかけようと、憲法で定められた「60日ルール」で、安保法案は衆議院で再可決されて成立するだろうと思います。与党は初めからそのつもりで、国会の会期を延長していました。委員会での政府の答弁は、最初のうちは非常に稚拙なものでしたが、最近はかなり周到に組み立てられていましたが、肝心なことは伏せていました。ホルムズ海峡へ機雷掃海に出掛けるのは、掃海艇だけではありません。掃海艇を守るための護衛艦が数隻、必ず付いて行くはずです。日本の護衛艦は、そして、最新式のイージス艦です。「万歳!万歳!」と送り出した青年の骨壺が空だったシーンが、朝ドラにあったのを覚えていらっしゃる方も多いかと思います。あれは特別なことではなく、輸送船が潜水艦に沈められれば輸送船に乗っていた人々のほとんどは海の藻屑になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.17 11:00:19
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