アメリカ新大統領と日本の国家安全保障
アメリカ新大統領と日本の国家安全保障 1月23日 8年の任期を終え退任したブッシュ前米大統領は20日、オバマ新大統領の就任式に出席後、ローラ夫人と政府専用機でワシントンを離れ、故郷のテキサス州ミッドランドに到着した。ブッシュ氏は支持者を前に「大統領は楽しい経験だった。夕暮れ時のテキサス(の美しさ)にはかなわない。故郷はいいものだ」と帰郷あいさつした。イラク戦争などなどの大罪を犯し、支持率最悪のブッシュ氏はオバマ氏夫妻に見送られ淋しい帰郷をした。彼はイラク戦争という大罪を犯し多くのイラク国民を殺傷し多くの歴史的建造物破壊し、二度と貴重な歴史的建造物は見られなくなってしまった。又アメリカ兵士4200余命の尊い命を犠牲にしてしまったことは許しがたい大罪である。新しい大統領オバマ氏はイラク戦争のような二の舞は踏まないでほしい。戦争は多くの尊い命を奪い建造物を破壊し悲劇を生む。 避けるによい戦争は避け、どうしても避けることのできない事象に対してだけ戦争はするものである。オバマ氏にはブッシュの二の舞を踏まないように強く希望するものである。新しい国務長官は日本に好意的な発言をした。日本は日米同盟という、固い絆で結ばれている。この絆をいつまでも大事にしたいと思う。翻ってわが国の国会を見ると、国際社会に顔向けのできない様相を呈している。何ヶ月も国会はのろのろ運転である。これでは交通は渋滞し、どの車もスムースには進むはずはない。この責任は国会議員全体にある。ましてや国家安全保障に関しては殆ど動きはない。少しだけ動いたのはソマリア海峡の海賊対策のみである。憲法改正はいつのことか先は真っ暗である。このざまでは日本は相変わらずアメリカ追随外交を余儀なくされ続けるのみであろう。国の守りはその国の国民自身の責任であり国会議員の責任はさらに大きい。各野党は政権争奪戦は慎み、憲法改正に目を向けるべきである。