母たちの駆け引き★
先日、授業参観の話をブログに書きましたが…。授業参観とセットになっているのが保護者会。新年度の保護者会とセットになっているのが、PTA役員選出! 授業参観に出席した私は、保護者会に、そのまま出席したのですが…。 保護者会に出席した人数が、ええっ?と思うくらい少なかったのです。授業参観ではもっと大勢の父兄が見えていたのですが…。でも、兄弟が別の学年にいて、そちらの学年の保護者会に出席しているのだろうと考えると、こんなもんかな?などなど思って、自分の子供の席にすわり状況を見守っていました。 保護者会前半は、担任の先生の自己紹介から始まり、学年の目標だとか生活面での指導等々お話があり… 保護者会後半は、旧クラス役員のお母さんにバトンタッチされ、今年度のクラス役員選出の場に変わりました。 選出されるのは、学年委員(クラス委員)2名、専門委員(2名)の計4名。 この日保護者会に出席していたのは、10名。そのうち、役員経験者は5名。私を含めた残り5名が未経験者。 役員は基本的に役員未経験者が選出されることになっています。選出は話し合いで円滑に…ということなのですが、どうしても決まらない場合は抽選になります。抽選の場合は、保護者会欠席者で未経験者も抽選の対象になってしまい、公平なのですが…後味の悪い結果になることも多々あるそうです。 今年は未経験は9名。(欠席者4名)役員経験者から…プレッシャーを浴びる未経験者。ひたすら、目を合わさないように、とぼけるしかない。 それに引き換え、余裕しゃきしゃきの、経験者。どうせやらなくてはいけないんだから、今年やっておいたほうが楽だよ~~♪高学年になると行事も大変だしさぁ~~~♪絶対今年やっておいた方がいいよ♪くじ引きは避けたい!!!(誰かが欠席者の変わりにくじを引かなくてはならなくて…もし当たってしまったら)(気まずくなるに決まってる?) 未経験者はうつむき加減で、しばし沈黙。 私は、1,2年は学校行事は全て欠席していました。ステロイド服用量があまりに多すぎて感染症を引き起こしやすい状態だったので、人ごみの中(特に子供は要注意)に入ることはNGだったのです。 3年になって、薬の量も落ち着いて、体調管理も以前より上手になっていたので、PTAの奉仕作業などは全て出席できるまでになりました。 くじ引きになるような気配もなく…経験者の人達も言葉少なくなり始め、ただただ重圧感が漂う室内。 話し合いで解決するのなら、この場にいる未経験者5名の中から4名が、なにかしら役員を引き受けることに。躊躇している人は、それなりに、理由があるのでしょう…。そういえば、みんな下のお子さんがまだ幼稚園だったような…。 仕方ありません。 「役員やらせていただきます」と覚悟を決め、引き受けることに。 実のところ、最初から、今年は役員やらなくてはいけないなぁ…と覚悟を決めていたのです。ただ、体調のことを考えると、クラス役員や校外環境委員など、活動範囲が広い役は果たして務まるかどうか、それだけが心配でした。 早い者勝ちの得点として、クラス役員か専門委員のやりたい方を選ぶことが出来ました。私は迷わず専門委員を選択。(できれば、校内環境委員か文教委員を狙っていました) その後、クラス委員をやってもいいというお母さんが2名続けて挙手してくださり、残り1名。 二人のお母さんの間で残りの席の譲り合いとなったのですが、恐らく多大なプレッサーを浴びていたのでしょう。一人のお母さんが観念して?専門委員を引き受けてくれることになりました。(バンザイ♪) 保護者会が終了すると、PTAの役員になった人は、学年委員と専門委員に別れて、集まることになり、私は専門委員の集まりへ出席しました。 専門委員の構成は、広報委員、文教委員、校内環境委員、校外環境委員から構成されていて、この日の集まりで、各担当の委員を決めるというものでした。 先ほども触れたように、私は校内環境委員(校内の見回りパトロール、校内の環境整備その他)か文教委員(保護者対象に毎年、英会話教室、音楽鑑賞会、調理実習などを企画運営など)を希望していました。 1年生から6年生まで(各クラス2名ずつ)が、いずれかに分けられるのです。一体どのようにして、役割分担が決まるのだろうと緊張して、役員さんたちが集まるのを待機していました。 ところが、なかなか…役員さんが召集場所の教室にやってこないのです。どうやら、役員選出にもめにもめ、抽選というクラスが出ているとか。それも5,6年生に集中しているようでした。うわさどおり5.6年の役員の引受手はなかなかいないようです。 全員揃うまでの待ち時間、既に集まっていたお母さん達は、何になりたい、何は絶対に嫌だという話で持ちきりになっていました。人気があるのは、はやり校内環境。敬遠されていたのは、広報でした。司会者が、まずは挙手で希望を伺いますということで、それぞれの委員の名前を上げ、希望人数を確認始めた。広報委員…挙手1名(構成人数6名)文教委員…3名(構成人数6名) 校内環境委員…多数(構成人数14名)校外環境委員…パラパラ(構成人数14名)これは、司会者も想定内の結果だったようで、「それでは、とりあえず希望の委員の場所(机の列ごとに、○○委員というプレートを設置)に移動して下さい。」との指示で、一斉に移動がはじまりました。 私は、校内環境に挙手したのだけれど、迷わず、文教委員の席へ。同じクラスのお母さんも、文教が安全パイだと思ったようで、一緒に移動。 作戦は成功して、すんなり、文教に入ることが出来ました文教は構成人数は6名で、希望者は5名。当確です。 あとは、残りの1名を歓迎すれば最終決定ということになりました。でも文教の不人気さ…人気がないのには…何か大きな理由があるのではとたんに不安になるのですが、それでも校外環境、広報以外の枠に入れたという安堵で、その後の成り行きを見届けることになり、他の文教委員の皆さんと雑談などを始める余裕も出来ました。 校内環境に集中してしまったため、半分くらいのお母さんは校外環境に移り始めました。 その中で、6名が広報か、文教へ移らなくてはならないのです。集まっていたお母さんの中には、私は代理(代理でくじを引いて当たってしまった人)なので、広報は困ると半泣き状態の人も。なんだかまた、重たい空気が漂い始めるのです。なかなか、構成が決まらなかったのですが、広報を引き受けましょうと腰を上げてくださる方が一人、また一人…と移動してくださるのです。(ありがとうございます♪) そして、1名不在の文教委員にも、代理ですが…とやって来てくださるお母さんが。代理人のお母さんは、旧委員長(文教委員)と伴にやって来て、「実際に引き受けるのは○○さんで、今回不在のまま抽選に当たってしまい、本人はまだ、役員になったことも何も知らされていません。でも、文教は5人でも充分活動できます。なんたって経験者ですから♪(文教委員経験者)」(代理人)「○○さんは、お仕事が忙しい方で、電話連絡も取りづらく、平日の活動は無理だと思ってください。そのかわり、困ったことがあったら、私がお手伝いします。」(旧委員長)その言葉をそのまま受け取り… 無事に構成メンバーが決まったところで、各委員の委員長、副委員長、書記、会計を決め、決まった委員から解散していいことになりました。 我が文教委員は、情熱的な5人の子を持つお母さん自らが委員長になってあげましょう♪と立候補され、書記なら、会計ならやってもいいという人も現れ、私と同じクラスのお母さんはジャンケンポンで副委員長の席を争い、ジャンケンに勝った私は御役御免♪で、あっさり決まりさっさと退散することができました。 初めてのPTA役員。ドキドキです。でも、一人っ子の我が家にとって1回ぽっきりのことだと思うので、楽しんで1年、文教委員というまだよく分からない分野ですが、頑張っていきたいと思います。