カテゴリ:読み聞かせ
今朝は良いお天気でした 雪の中を走り回るわんこ
今日はゴミ出しをしてから小学校へ行きました。 今日のお話は 「むかしむかしあるところに」楠山正雄作/童話屋 この本の「たにしの出世」というお話を選びました。
むかしむかし貧乏なお百姓夫婦が 水神様に、子どもを授けてくださいとお願いしたら 「ある日きゅうにおかみさんは体がむずむずして、赤ちゃんが産みたくなりました」 そして 「おぎゃあともいわずに赤ちゃんが、それこそころりと 往来さきに、まるい石ころがころげだすようにして生まれました」 たにしは、毎日ぐうたら過ごしますが ある日年貢米を馬に乗せて 長者屋敷へ届ける役を買って出ます。 賢いたにしを気に入った長者は ぜひ娘の婿になってくれと頼みます。 そしてたにしは、長者の次女とけっこんするのです。 二人は仲むつまじく暮らしていましたが ある日、実家へ里帰りに向かう途中 たにしがいなくなってしまいます。 びっくりしたおよめさんは、よそいきの着物が汚れるのもかまわず 田んぼの中を這いずり回って 日暮れまで、泥だらけになりながら探します。 どうしても見つからないので、泣き顔になったとき 光るような立派な若者が 「これこれ、こんなところでいつまでも何しているのか?」 とにっこりおよめさんを見つめました。 実はわけがあって若者は10年もの間、たにしのからに 封じ込まれていたのです。 およめさんが、まごころをこめて 水神様にお願いをしてくれたから またもとの若者になれたのです。 そして、若者は「たにしの長者」と呼ばれ 末永く暮らしたそうです。
この本には、この他に 「花咲じじい」「舌切り雀」「ねずみの嫁入り」「かちかち山」 「さるかに」「浦島太郎」「桃太郎」 という、昔話の定番が収められています。 作者の楠山正雄(1884~1950)は明治生まれの文学者です。 坪内逍遥、島村抱月らの影響を受け 百科事典の編纂や、演劇、童話の翻訳、再話にその生涯をかけた人です。 あとがきには昔話の再話についてふれていました。 「お話の原型は同じでも、再話する作家の志しだいで、 昔話は面白くもなりつまらなくもなります。」 そして、作者の志について 「この世界、つまり大自然に存在する摂理に気づき従うことにあります」 「生きとし生けるものたちへの限りない優しさや、 他者の傷みを共有できる思いやりとなって 楠山童話の精神性を高めています‥」 「舌切り雀」の意地悪ばあさんが、ひどい目にあって 家にもどったとき、おじいさんが慰めるという 最後のシーンは そういったことの表れだと思います。
さて、今日は相方さんが風邪でお休みしました。 だからと言うわけではないのですが 気楽に仕事ができました。
夕方には夫を街まで送っていきました。 寒いのに繁華街は、人がたくさんいました。 ライトアップされた「開運橋」です。 渡りま~す 今夜のお迎えは、三男がやってくれるそうです 明日はまた仕事ですからね
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