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カテゴリ:ゴールデンイーグルス
県知事も仙台市長も自民系になっちゃった、という話ではない。
12球団の戦力が大体まとまってきたようだ。こうやって見るとイーグルスの弱点は幾つかは補強されたが相変らずというかむしろ去年よりもやばいんじゃないかと思うのがキャッチャーだ。阪神から中谷、新人でも社会人から河田と大学から井野と手は打っているのだが、やはり中村武士の抜けた穴は埋まってない、というかタケシの存在はやはり大きかったんだなぁと思う。やはり現有の藤井・長坂を中心に頑張ってもらわなければなるまい。特に、藤井にとって去年は不本意なシーズンであったろうし。 出来たばかりのチームだから、たかだか2年目のチームがそうそう上手くゆくものではないし。が、五年とかの中期・長期的にみた場合、イーグルスからは名捕手が生まれると確信している。宮城は「捕手王国」だからだ。 宮城県自体、昔はさほどプロ野球選手は多くはないのに古くは、大洋の伊藤勲、ヤクルトの八重樫幸雄、日ハムの加藤俊夫の時代から宮城は何故か名捕手を輩出している。たしか元ロッテのコーチだった東北放送の解説の高橋さんも捕手だった記憶がある。割合を考えるとなんかやたら捕手が多いんだよね。 実は今でも「捕手王国宮城」の片鱗は残っている。巨人には星、佐藤弘祐、横浜に新沼、県内出身ではないが、出身高校でいえば、オリックスの鈴木郁洋(福島 仙台育英―東北福祉大)がおり、さらに大学を入れれば阪神の矢野(大阪 東北福祉大)広島の石原(岐阜 東北福祉大)ヤクルトの高橋敏郎(山形 石巻専修大)がいる。そういえば、西武の和田(岐阜 東北福祉大)も入団当初はキャッチャーだったしな。これだけいるのに楽天にひとりもいないというのはちょっと淋しいが、井野あたりは2・3年で大化けするんじゃないかと密かに期待している。 なんだろう、宮城県には野球のキャッチャーを育む土壌でもあるのかな?昔、少年野球のコーチをやっている知り合いが「野球の上手な子はピッチャーをやらせるよりキャッチャーをやらせたほうが伸びる」とか言っていたが。 ふと思い出したのがサッカーでのデンマークの強さのことだ。デンマーク、次回のワールドカップの出場は逃したが、あそこは80年代に急激にサッカーが強くなった。この強さにピンとこない人も多いだろうが、デンマークは人口わずか540万人の小国である。いってしまえば、東京の半分、宮城の人口の3倍弱くらいの国が強豪ぞろいのヨーロッパ予選を勝ち抜いているのだ。これはすごいことだよ。 その強さの秘密は若い世代からの英才教育もあるが、ゴールキーパーというポジションの重要性に着目し、有望な若手選手はまず、キーパーというポジションで使ってみるという。シュマイケルは偶然出て来た名GKではなく、数多くいた有望な若手GKとの競争を勝ち抜いてきた勝者なのだ。一時期、川口能活がデンマークのプロリーグで出場機会に恵まれなかったのも当然で、デンマークにはそれくらいの有能なGKがゴロゴロいるらしいのだな。 楽天球団も今のうちから県内の有望な野球少年を集めて「捕手教室」をやったらどうか?芽は出ると思うのだが。土壌は良さそうだし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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