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カテゴリ:音楽
実は今、再発CDのライナーノーツを見たり、音を聞きながらこれを打っているのだが、どうもこれには ― というか、これが発売された時期というのは自分にとって酷く辛い時期だったらしく、音にその記憶を呼び覚ますのかあまりいい気分ではない。 PGの四枚目のこのアルバムの最大の特色はそれまでの明解な曲作りの姿勢が一転し、ひたすら重く暗いビートを取り入れ、詩の世界も内省的なものが多く、抑制に貫かれたものになっている。 PGにとってのライフワークともいうべきWOMAD(音楽とダンスの世界)というイベントで東奔西走しながらこのアルバムは録音されている。どうもそれがPGの精神に良くない影響を及ぼしてしたのではあるまいか。 というか実は評伝を読むとPG自身もこのころ家庭の問題を抱えてひどくナーバスになっておりそれがそのままこのアルバムの音の世界になっているのかもしれない。PGの妻のジルという人、実はこのころバンドメンバーのデビット・ローズと浮気の最中であり、PGもまた女優のロザンナ・アークエットと浮気中だったとかかれている。 シングル・カットされた「ショック・ザ・モンキー」はライブで見たときは歌詞の一部を変えていた。そうせざろうえない大人の事情があったのだろう。この直後、PGは長年所属していたカリスマ・レーベルを離れゲフェインという新興のレコード会社に移ることになる。このゲフェインというレコード会社にはすでに大物がひとりすでに移籍していた。ジョン・レノンである。すでにジョンは死んでいたがヨーコ・オノがソロアルバムを計画中であった。 と、ここでやっとPGとヨーコ・オノの接点が出てきたわけだ。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年02月13日 00時39分13秒
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