映像はほとんど断片的にしか見ていないのだが、一場のピッチング内容は良かったのだそうである。

「不思議なもんだな」という気がするけれど、なんであのような悪コンディションで好投ができて、普通のときにはそれが出来ないのか。

まあしょうがない。この次も先発は当然あるだろうし、そこで結果を出して欲しいと望むだけだ。

はなしはちょっとかわる。自分はイーグルスというチームに関して、「建て直し」という言葉を使いたがる人はちょっと苦手なのである。

たとえば「投手陣の建て直し」であるとか「チームの建て直し」という言葉の使い方である。

「建て直し」というのは、もともとそこにあったもの、あるいは「あるもの」だから「建て直す」のであって、残念ながらイーグルスというチームにはまだ何も一度も「建っていた」ものはなにもない状態である。そのことを忘れてはいけないと思う。強いていうのであればそれは「建造中」であろう。

先発投手陣にしてもしかりで、春先に４枚は揃っていたローテーションのことが頭に残っていてあの状態に戻すことを「建て直し」というのは大きな間違いである。

あれはたまたま４人の先発投手が春先好調だったからそう見えただけの話で「先発のローテーションが確立した」とは程遠いものでしかない。（自分もそのことを書いた記憶がある）先発も中継ぎも抑えもいて、はじめて言えるのが「確立」なのではないかということだ。

楽天イーグルスは４年かけて今尚チームの全てを「建築中」なのである。

その中でもっとも象徴的な投手というのがチーム発足の２００５入団で今年４年目の「一場靖弘」なのではないかと、そう思うのだ。

まあだから一場に対してはそういう思いを込めて見つめている。

思い起こせば、自分がはじめて生で見たイーグルスの試合も一場プロ入り発先発となった雨のホークス戦だったしなぁ。（竜太郎選手が先頭打者ホームランを放ったあの試合です）

※訂正※　良く考えたら竜太郎選手はその試合は三番打者だったので先頭打者のはずがないな。礒部の先頭打者ホームランとごっちゃになっていたか（笑）