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カテゴリ:マスコミ・報道関係
「カップヌードル」から防虫剤成分、嘔吐や舌にしびれ…神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000032-yom-soci 自分はかつて大昔に日清食品のラジオCMの仕事をしたことがある。 その関係でということではないのだが、(当時)静岡にあるカップヌードルの製造工場に見学に招かれた経験もあるし、今でも日清さんからはカップヌードルが送られてくることもあったりと何かと縁のある会社なのである。であるので、これから自分の書くことについては「半分身内の人間が書いたもの」として読まれることをお勧めする。 さて、この事件をニュースで知ったときに自分が反射的に感じたのは、「これは工場での製造段階で混入したものではない」ということだった。確信である。 もうひとつ言うと「商品」として店頭に並べられたときにイタズラ(完全な犯罪であるが)目的で注入されたものでもないだろうということだ。 もし、これがたとえば袋麺のようなものだったら、もしかすると製造の段階ではなく工場内で付着したあるいは混入というか封入もまた可能性はまったくのゼロとは言い切れない。(袋の中にではなく、袋の外側についていた可能性も否定できないし、それが調理の段階で入ってしまった可能性もあるからだ)、店頭に並んでいたときに入れられたというか付着した可能性についても考えられるのだろうが。 しかし被害が報告されたのは「カップ麺」である。 しかも日清のカップヌードルにはいわゆる「かやく類」はついていない。 従ってこれら「かやく類」の袋外側に殺虫剤成分が付着していた可能性もないことになる。 もし、この「事件」が報告されたカップヌードルに、製造の段階でそういった殺虫剤(でもなんでもいいのだが)が封入されたならば、まずまちがいなく「被害」の報告はこれだけでは済まないはずだ。もっと広範囲の地域から事件の報告というものは出るはずなだろう。これが第一点。 しかも、カップ麺ということは、これがもし出荷された製品に、(店頭などで)あとからなんだかの方法で注入されたものだとすれば、それはフタの上からでないとおかしいということにもなるし、(容器を突き破ったら、お湯を注いだときにお湯漏れで異常に気が付くはずだからだ)、そんなものが店頭にならんでいたら、そういう異物臭に気がつかないというのももっとおかしなことになるのである。(註) これは命を賭けてもいいのだが(そんなもん賭けるなといわれそうだが)、少なくとも、「日清のカップヌードル」は数あるカップ麺の中では非常に安全で清潔で品質管理の行き届いたカップ麺である。 今回のこの事件、日清食品についてのみ言うのであれば、完全なシロである。 むしろ注意しなければなないのは、予想されている「模倣犯」の続出だろう。イヤな世の中だが。 頑張れ、日清食品。 というかカップヌードルが食えなくなると自分はものすごく困るからだが。 註)これは逆に犯罪を誘引しかねないのと思い書くのをためらったのであるがやっぱり書いておこう。「フタではなくても注いだお湯が届かない容器の上部からなら入れられるぞ」というツッコミがあるかもしれないが、そんなことのほうがもっと不可能である。そんな細工、どこか人目のつかないところで行わなければ不可能だし、だとすればそれは犯人も特定されてしまうというリスクを負うことになるからだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年10月24日 02時58分29秒
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