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テーマ:今日の体調(3638)
カテゴリ:日々雑感
今年の冬は例年に比べて「鼻づまりに悩んでいる人が多い」といわれている。真偽はよくわからないのだけれど。
一説によるとだが、「猛暑の年の冬は風邪やインフルエンザが流行しやすい」という傾向があるのでそのためではないかと両者の関連付けを説明しているメディア(ネット記事だったと思う)もあったが。それに自分は納得がいっていない。んーなんか根本的なところから間違っている、的な。 そもそも「鼻づまりとはなにか」について土台の部分で決定的な誤解があるような気がするのだけれども。 あるいはごくまれにある先天的なものや蓄膿症(慢性の副鼻腔炎)という症状、真菌による化膿で引き起こされるような鼻炎(からくる鼻づまりという症状)アレルギー性や花粉症を除いても、「鼻づまり」という症状は風邪やインフルエンザという感冒以外でも、つまり健康体の人であっても誰にでも普通に起きうる症状のひとつである。 ここを勘違いされてはいまいか。 こういうものを「慢性蓄膿症」であるとか「鼻炎」と一緒くたにしてしまうと、多くの人は対症療法を間違ったり、ひどい場合にはかえって悪化させているようだ。 こういう健康体の人が冬季に経験する鼻づまりを解消するためには、まず鼻腔・副鼻腔の構造を理解するのがてっとり早いといわれている。 事実、自分もこの鼻腔と副鼻腔の構造を理解してからは鼻づまりの悩みからはほぼ解放された。 ウィキペディア「鼻腔」と「副鼻腔」の項目 慢性の副鼻腔炎(慢性蓄膿症) 鼻腔と副鼻腔の差とはなにかというと(乱暴な言い方をすると)骨がないのが鼻腔であり、その奥、頭蓋骨内部に続いているが副鼻腔。 副鼻腔は、大雑把に言えば(片側)四つの頭蓋骨の隙間の空洞のことを指す。 それぞれに上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、前頭洞(ぜんとうどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)という名前がある。 このうち上顎洞(目の下に広がっている)と前頭洞(眉のあたりから上)が非常に大きい。 一方、篩骨洞と蝶形骨洞は上記ふたつに比べると小さく、尚且つ狭い。 鼻炎にしろなんにしろ粘膜が炎症を起こすとその場所は血流が悪くなり肥大する。ところが副鼻腔は直に骨に粘膜が張り付いているようなものだから炎症を起こすと内側にしか肥大しない。よって途端に径が狭くなり、さらに元々狭いところだと炎症を起こした個所がふさがってしまう。それで鼻の通りが悪くなり、息苦しさを感じるということになります。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年11月23日 01時19分11秒
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