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2010年04月03日
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カテゴリ:糖尿病日記
 エコノミスト臨時増刊 My Doctor マイドクター
 糖尿病・3大合併症と賢くつきあう最新情報@毎日新聞社


 NHK出版「きょうの健康」既刊 2月号が同じ通りの棚に置いてありました。テーマは糖尿病ですが、それとは内容は真逆なのが面白い。NHK出版は従来通りの低カロリー高糖質で、毎日新聞社は糖質管理を推奨している。

 巻末には「糖尿病に強い 専門医・病院リスト120 全国版」もついている。
 もちろん買ったよ。

 やっとこういう雑誌が出るようになったのだ。

 ここ10年でBMI17→28になったあたりで糖尿病になったがもっと早くこういう情報に会いたかった。


 記事で目を引いたのが
 p.40「血糖値を下げても糖尿病は治らない」というもの。
 「一度なってしまった糖尿病は治らない」というのは実感している。一度、糖尿病専門医ではないが糖質制限食を指導するクリニックに通ったことがあった。しかしそこでHbA1cが7.5→5.3%に低下したため、糖質を健常人並みに戻すよう言われたら途端に体調が悪化したから。

 ただ肝心なのは付き合い方で。
 合併症をうまく回避して行けば普通の人と同じように健康で長生きできるとある。

 また同p.40「糖尿病合併症の経過図」やp.52「糖尿病の6つのステージ」はどういう段階で合併症が進むのかが書いてある。随分と目安になる。

 そして合併症の主犯格の説明がp.57にある。
 AGE(Advanced Glycation Endprodact)「終末糖化産物」の生成に問題があるらしい。
 p.82には炭水化物だけではなくこのAGEをいかに減らすかのアドバイスも載っている。


 「糖質制限食」の江部先生のサイトと同じラインに沿っている。
 実に納得できる。

 980円とお高いが買ってよかった。


 追記
 AGE
 当該雑誌によるとAGEの生成経路は以下の3点が挙げられる。
・食品
・タバコ
・体内:血糖値が上がることで作られる

 食品とはいわゆる「肉や魚、チーズなど脂質の多い食品」を指す。逆に少ないのは炭水化物食品である。

 これは当然ながらに糖質制限の実践において疑問を呈す。
 糖質制限食は、高タンパク・高脂肪食になるからである。

 サイト「ドクター江部の糖尿病徒然日記」2010年02月19日エントリー「糖質制限食とAGE」によれば「食材から摂取されたAGEsが、人体に有害か否かは、結論は出ていない」とある。

 また「高血糖の記憶」も説明に挙げている。
 これは糖尿病を発症してから「一定期間血糖コントロールが不良」だと「血管合併症リスクの差は縮まらない」ことを説明したものである。

 故に速やかな血糖コントロールが求められると。


 一方「AGE 牧田クリニック Blog」2003年03月18日エントリー
 「糖尿病患者を救う!?」ではビタミンB1の有効性が挙がっていたりする。

 雑誌では「程度問題」とある。
 「加工度」「調理法」でAGE量が大きく変わる。
 その点を留意すれば問題はないらしい。


 じゃあ留意しつつ、糖質を制限していこうと思う。
 いずれ1日にどのぐらいのAGE量を目安にしたらいいのかが分かればいいのだが。





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最終更新日  2010年04月03日 21時26分00秒
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