●吟行 (大磯)
初めての吟行へ大磯までいってきました 駅を降りてまずは、コチラへ↓ 寛文4年(1664) 小田原の崇雪が草庵を結んだのが始まりで、 元禄8年(1695)俳人の大淀三千風が入庵し 第1世庵主となりました。 現在は京都の落柿舎、滋賀の無名庵とともに日本三大俳諧道場の一つと言われている 『鴫立庵』へ ご一緒した方の祖先の方が読んだ句が句碑になっていました。 『竜神のあゆむ跡より もゆる草』 高瀬蘇迷ここで先生から吟行のポイントレクチャータイムが。・思った事、感じたことをとにかくメモする。・ヘタでもいいから五七五にしておく。その後は 大磯の海を見て松並木を歩き、路地を抜けて旧 島崎藤村邸へ庵守の方がお話ししてくださった藤村の話で藤村は二人目の奥さんと読み合わせの最中に亡くなったとか。その二人目の奥様は二周りも年の違う女性で、藤村が2年もの間500通以上もの恋文を送り結婚してもらったという話から考えた句が「天」の句に選ばれました。【恋しやと綴る文士の 冬障子】先生いわく、「恋」という文字を使った名句はなかなか出来ないのだそうで、大変ほめられました私自身は藤村の思いを読んだのですが、大切にすべき句だと言われました。その他にも今日は点を取ることができました。【水涸る 陰の蹲 鴫立庵】 茶室の前の蹲に水がなかったことと日陰の寒さを読みました。【寒雀 休む老松(ロウショウ) 東海道】 東海道の松並木を歩いているときに感じたものです。樹齢が300年もの 松もありその歴史を見守る松並木は清清しく地元の皆さんに愛され 大変きれいでした。【水仙や 静かの草屋 しずかなる】パンフレットに藤村の奥様である静子婦人のことが書かれていて「靜の草屋」とあったことから帰りは十八台も続く老舗の蒲焼「国よし」さんで鰻丼を頂きご満悦で東海道線に乗って帰りました。