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テーマ:心にのこる出来事(94)
カテゴリ:旅の中の日常
「夜と霧」という本の中で、フランクルがそういうような事を言っていました。 たぶん大学に行っていた頃にこの本を読んだことありますが、NHKの番組で紹介していたので思い出しました。 この本、実は隠れたベストセラーの本なのです。 世界の多くの国で翻訳されていて、日本でも100万部ぐらい売れているそうです。 若い頃、何処だったか忘れたけど、とある高台に座って高速道路を眺めていた時にふと思った事が、こういう事だった。 人々は、何の為に何処に向かって移動しているんだろうと、ぼんやり考えていたら、心にささやくふとこんな様な事がように聞こえて来た事があるのです。 人には、それぞれ役割があって、自分でも気づかないことが多いのだけど、それを回り道をしながら果していっているんだよ。 それは相互依存というような直接的なものでなく大きな流れの中で、人は多くの物(思い)を運び、離れた者同士でも影響をあたえるバケツリレーをしているようなものかも知れない。 ユダヤ人収容所での過酷な状況下でもフランクルが自分の役割を果たせたのは、目の前の絶望し切った人々をなんとかしてあげたいと素直に感じたからであり、それはおそらく自分で模索して考えだした事なのだとは、いえないかもしれないと思う。 つまり、全ての人にはそれぞれの役割があるということでしょう。 自分がこころからしたいと思う事があるとしたら、それが自分の役割かもしれません。 そしてそれをする事で充実感があったり、喜びがあったりするなら、きっと間違いなくそうだと思います。 子供の頃、いつも早く年を取りたいと思っていました。 それは、きっとその時思っていたことを、本当にそうなのか早く確認したかったのかもしれません。 そして、この本当の2度の出逢いも、その1つかもしれませんね。 この本をもう一度読んでみようと思います。
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Last updated
March 15, 2013 01:10:17 AM
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