カテゴリ:アニメーション関係
自分用にメモ。 韓国最古の長編人形アニメーション『フンブとノルブ』(1967年)カン・テウン監督による、1978年の長編人形アニメーション『콩쥐 팥쥐/コンジュィとパッチュィ』(直訳すると豆ネズミ、小豆ネズミだけど主人公姉妹の名前、女子名にしたらマメヨとアズキぐらいかな?韓国ではよく知られた童話らしい)がネットで公開されていた。 作品動画の説明で、英語ではDirected by Shin Dong-Heonとなっているが、Gang Tae-ungが正しい。 ちなみに韓国映像資料院にある『フンブとノルブ』の再現シーンのジオラマは2008年スタジオmascoで働いている時に製作した。『フンブとノルブ』は韓国でDVDが出ている。キャラクターの目が青くて付けまつ毛バッチリだけど、コンチュィの方は、黒目。 『フンブとノルブ』の時に出てきた二足歩行の楽器を奏でる得体の知れない動物たちは、この作品でも健在。基本設定は継母が血のつながらない娘をいじめる韓国版シンデレラ。助けてくれるのは魔女じゃなくて仏様。 この当時にしては口パクがんばってるw 歩きはスケーティング。 継母のいじめが半端ない。 動物たちの不気味さは、幼少期に見たらトラウマ級。 About カン・テウン監督(韓国映画データーベース) 1929年生まれ、ソウル大学法学科に入学。しかし、1949年7月、映画に志を抱き、日本に留学、日本大学芸術学部映画学科に入学する。留学生活が始まる頃、韓国では戦争が起きたため、学校卒業後、日本で助監督生活をしようとするが、志のように仕事が求められなくなり、最終的には記録映画を作る会社に第3助手として入り映画界に入門する。そんな中、かつての広告会社である電通社で働くようになったが、そこでちょうど助監督を探していた持永只仁監督の助監督として働くことになる。持永只仁監督は当時、中国と日本の映画界においてストップモーションアニメーションの先駆者の一人で、その下で1年間助監督をしストップモーションアニメーションをつける。その後、帰国して製作された映画は、アニメーションではなく、実写のメロドラマで『白衣の天使と猫背/백의 천사와 꼽추』(1959)で、この作品の演出と主演を引き受け、2作目の演出作も実写映画『禁じられた唇금지된 입술』(1966)であった。この二つの作品をやっている間に、シン・ドンホン監督の『少年勇者ギルドン/홍길동전』(1967)が作られて大ヒットし、ストップモーションアニメーションを製作する機会が生じる(韓国映画監督辞書)。そうやって製作したストップモーションアニメーション映画が『フンブとノルブ/흥부와 놀부』(1967)であり、その次の映画が『コンジュィとパッチュィ/콩쥐 팥쥐』(1978)である。
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Last updated
2018.07.11 23:39:22
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