|
カテゴリ:gourmet
【ドキドキのアプローチとネーミングの妙】
昨日、前の職場の人から「うぃっす。」というメール。 明日こっちのメンバーで飲むけど、来ない? ってお誘いだった。 今週はプチ落ち着き風味Weekなので、「いいですよ~♪」とすぐにお返事。 ただ、スタート時間には間に合いそうもなかったので、「遅れても絶対行きま~す!」と添えて。 さて本日。 夕方に発生したプチトラブル処理を終え、開始時間をだいぶ過ぎてからタクシ飛ばして店に向かう。 その間、飲み会に参加してるであろうメンバー数名の携帯を鳴らしても、だぁ~れも出てくれる素振りナシ。 よっぽど盛り上がっているのであろう。 ちょっと店の場所が怪しかったから教えてもらいたかったのに、まぁ、仕方ない、自力で探すか。。。 近くでタクシを降りて、ぐるなび地図片手に路地をウロウロする。 そこは『有楽街』と名がついている一角。 飲み屋も多いが、それ以上に殿方が喜ぶお店がわんさか並ぶ、賑やか(!?)な路地である。 今日のお店、あたしは初めて聞く名前のところだった。 それらしい平仮名の名前が、小洒落たダイニングバーを想像させた。 へぇ~、沖縄料理ねぇ~、最近流行ってるからね♪ 新しく出来たのかなぁ~?どっかのお店が入れ替わったのかなぁ~? 住所に3Fとあったので、キョロキョロと上を眺め、居酒屋が数多く入るビルの看板を探す。 しかし、みつからない・・・。 表通りに並ぶ、呼込みのおにーさんの前を往復すること数回。 もう一度、地図をよぉ~く見直すと、ぐるなびの『ぐ』の字は細い路地の中にあった。 (いつも思うのだけれど、ぐるなび地図の『ぐ』の字、大きすぎ・・・) 細い路地って、もしや。。。(^_^; 「ここは絶対ナイだろ~」と思っていた、イカガワしさ120%の細い路地。 だって、どう見たってキャバクラとホテルしかなさそーなんですけど? 少々、女子1人でズンズン進むことが憚られたので、そぉ~っと路地を覗き込む。 (それはそれで、怪しいんだが(笑)) 路地の真ん中辺りに3人の人影がみえた。 客引き風味のおじさんと黒服のおにーさんが2人、何か話している様子。 で、次の瞬間、あたしは思わず目を疑った。 おにーさん達が立つそのすぐ横に、あたしが探してる店の看板が煌々と光っているではないか!!ひぇ~!!! マジかよ。。。(^ー^; そう思いつつ、仕方なく、その路地をズンズン進む。 近づくと、更に恐ろしいことに、その店の入口は隣のキャバクラ?と相当隣接(ってゆーか、同じ?!)していることがわかった。 もう、逃げ出したい気持ち半分、破れかぶれな気持ち半分(笑) あたしは、看板の前=客引きおじさんと黒服おにーさんの前で立ち止まり、店の名前を再度確認。 間違いない、ここである・・・。(--; すると、客引きのおじさんに「ご予約ですか?」と声を掛けられる。 い、いや、まさか!?とギョッとしておじさんを見返すと、おじさんは腰低く沖縄料理屋の名前を告げ、「ご予約のお名前は?」と続けた。 あたしが幹事と思しき人の名前を言うと、「かしこまりました。ご案内いたします。」と回れ右して、キャバクラと同じ入口(!)の細い階段に消えていった。 へ?え? えぇぇ!? うわ、やばい! 置いていかれる~!! 状況をあまり飲み込めないまま、あたしは慌てて、そのおじさんの後を追いかけた。 そしたら、なんと。 「いらっしゃいませ。」 横にいた2人の黒服のおにーさんが、おもむろに頭を下げて言うではないか!! えぇぇぇぇ~~~っっっ??? いや、あたし、あなた方のお客じゃないですからぁ~~~!? そう思いつつ、おじさんを見失ってはならぬ!と細くて急な階段を慌ててあがる。 どうやら右に反れた2Fの入口が、黒服のおにーさん達のお店のようであった。 そこにはトラップされずに(当たり前だ)まっすぐ3Fにあがる。 階段の途中に、沖縄っぽい???暖簾がかけてあったが、果たしてこの先に“ダイニングバー”があるのだろうか??? かなり不安な雲行きのアプローチである。 果たして。 「靴を脱いでお上がりください。」と白いビニール袋を渡されて通された店内は・・・ ををををを????? ムムムムム?! んんっ? はて??? “だいにんぐ・ばぁ”って、なんだっけ??? 薄明かりの店内は、沖縄民謡こそ流れてはいるが、黒い革張りのソファーといい、小さめの四角いテーブルといい、まんまスナックの内装じゃんか!!(笑) さして広くない店内を、ぐるりと見渡したが、テーブルにオネーさんはついていないようである。 どうやら、とりあえずここは健全な「沖縄料理屋」らしい。(笑) (でも、2Fのお店とオーナーは一緒でしょうね、きっと。。。 じゃなかったら、黒服のおにーさんが、「いらっしゃいませ」って・・・(^^;) あたしの到着に気づいた仲間たちが、 「大丈夫~?階段の途中で、トラップされなかったかぁ~?」と笑いながら一斉に声を掛けてくれ、ちょっとホッとするあたし。 お腹が空いていたので、タコライス、海ぶどう、もずくの天麩羅etc.etc.を注文させてもらう。 お料理の味は美味しく、非常にまともであった。(^^)満足♪ 早々に泡盛に切り替えて、あたしも宴に加わり、二次会で店を変えることなく、そのままそこの“だいにんぐ・ばぁ”で終電ギリギリまで盛り上がらせていただいた。 そうそう、この店。 アプローチの怪しさは天下一品だったが、店ネタは、まだまだ続く。 店員のおにーちゃんは、かなり個性的であった。 現地(沖縄)の人なのかしら??? ちょっと濃ゆめのお顔立ち。 長いもみ上げに、テカッと整髪料で撫で付けられた髪型。 あたしは、セルロイドの人形みたいだなぁ~、と思いながら、おにーちゃんがテーブルに来るたびに、マジマジ眺めてたわ(笑) 途中、トイレに立った隣の席に座ってた友達が戻ってきて、ポツリ。 「この店、お風呂があるよ。。。」 はぁ?! 帰り際、あたしも確かめてきたが、今は物置にこそなっているが、たしかにトイレの隣の部屋に、浴槽らしきものがおいてあった。 果たして、この店の前世は、どんな店だったのだろうか。。。? しかし。 つくづく、『ネーミング』の大切さを考えさせられた夜であった。 「Dinning Bar」って、さぁ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[gourmet] カテゴリの最新記事
|
|