カテゴリ:自分
突然のメールで森綾子さんが亡くなったことを知りました。
10年ほど前、専業主婦からはじめて地域の男女共同参画センターに 勤務することになり、その時ちょうど大阪府のドーンセンターで行われた フォーラムに参加し、何名かいたパネラーの方の中で 森さんのお話が一番私の心に響いた。 困っていることを解決するためのビジネス。 女性のアンペイドワークの話など。 すぐに彼女に連絡をとったんだと思う。 何かを興したいと思っていた私の話を聞いてくれ 応援してくれた。 あの頃の私は、今の私から見たら ただ思いだけがある私だった。 なんの知識もスキルもましてやキャリアもなく パソコンすら上手く使えなかった。 それでも、いつも私と同じ目線で 平場の状態で、私と話をしてくれた。 森さんのお仕事の同行をさせていただいた。 「してみたい!」という私を拒絶することもなく (今思えば失礼な奴です。。怖いもの知らず。。) NPO相談の現場に連れて行ってもらったり センターの打ち上げに招いてもらったり 研修にも参加させもらったり。 (スタッフでいいからと参加費をとらずに。。) 今の仕事を始めた頃、報告がてらお電話をして 寝屋川で待ち合わせをしてご飯を食べた。 仕事のことで悩みもあったので聞いてもらった。 「自分の周りの人に腹をたてる暇なんてないのよ 仕事ができない人は自分の引き立て役と思いなさい 皆が同じところでできる人ばかりだと競争になるだけ、 それぞれの良いところで自分の強みで仕事をしなさい」 この言葉で私はとてもすっきりした。 そうだ、人の事を言っている場合じゃない。 自分が自分らしく仕事することを必死でやろうと決めた。 私より20才も年上の彼女が離婚して自立していくことは 時代的にも並大抵のことではなかったと聞いている。 離婚だけはなく、子どもたちを夫に託したことで 多くのバッシングがあったと聞いている。 女が子どもを育てるという常識を破っているのだから。 だから、彼女は弱者のためにそして女性の自立の為に いつも全力で発信されていた。 彼女にしたら私は多くの支援されている人の 一人に過ぎないのだけれど 私は彼女の声を聞くと私の心の深いところがいつも振るえた。 なぜだか分からないけどいつも涙があふれるような感覚に襲われた。 魂が何かを知っていたんだろう。 とてもとてもお世話になったのに 私は彼女に何一つお返しをできていない 「お返しは社会に返しなさい」 そんな彼女の声が聞こえる。 彼女に関わっていた人たちがきっと同じように思うんだろう。 私ができることで、彼女がしてくれたように誰かに何かを返していきたい。 こうして愛は人から人へつながっていく。 愛の連鎖を私も起こせるようになりたい。 彼女が私とのことを書いてくれた日記→コチラ いつかまた会える日まで。。 大好きな綾子さん。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/02/27 10:47:56 AM
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