カテゴリ:多系統萎縮症
夫のエアマットを、昨年12月2日(日)からラグーナに替えたのだが、
20日くらい経った頃から、何となく「脊髄反射が増えたかも?」と思っていた。 それは、リハビリの理学療法士さんも同じように感じていたらしい。 脊髄反射が多いと、筋緊張が強まり、ひいては関節が硬くなり、 おむつ交換とか、難しくなるとのこと。 私が、「エアマットを交換してから増えたから、マットのせいではないですか?」 と言うと、「病気の進行は、考えられないですか?」と、意見が分かれたので、 一度、オスカーに戻して検証することにした。 福祉用具の会社が、年末年始のお休みに入る前、12月27日(水) 訪問入浴の時に、 4週間足らずで、またオスカーに交換した。 すると、脊髄反射が起きる頻度は元に戻った。 検証の結果、病気の進行ではなかったということが証明された。 だけど、順調に出ていた尿の出方が変わった。 腎臓は、血圧の低下に反応しやすいため、 低血圧になると、すぐに尿量が減少する。 つまり、夫の尿流出の変化は、血圧の変動に由来する。 オスカーだと、朝の血圧が80台まで下がり、 ラグーナだと、何故か、100前後を維持している。 だから、オスカーの場合、血圧が、お昼頃に100ちょっとまで上がり、 夕方にかけて上がっていくので、尿が1,000ml排出されるまで時間がかかる。 ラグーナの場合は、朝から100前後あるので、 お昼過ぎから夕方前までに、尿が1,000ml排出される。 塩を1g増量したことで、血圧は、極端に下がらなくなった。 塩増量の効果だけではなく、ラグーナにしたことでも、 大きな変動がなくなっていたのだった。 そこで、オスカーのままにするか、またラグーナにするか、悩んだ。 オスカーだと、安静時の脊髄反射はほとんどない。 だけど、血圧の変動があり、尿の流出がスムーズでなくなる。 ラグーナだと、その逆。 主治医も、エアマットの違いで、血圧に関係するのかと、驚かれていた。 どちらがいいか相談すると、 「自分は、褥瘡ができなければ、どちらでも・・・」とのこと。 つまり、「好みで、決めたのでいい」と。 強いていうなら、血圧の変動が大きくない方が良いかなぁ、という感じだった。 それで、ラグーナにして、体位変換をオスカーの時と同じ頻度で使うことにした。 先月ラグーナにしたときは、見た目、体位変換しているかどうかわからないので、 スイッチの切り忘れ等で、長い時間、体位変換をしていたので。 1月17日(水) 3週間使ったオスカーを、ラグーナに交換してもらった。 やっぱり、ラグーナにすると、尿流出は順調だ。 夕方に、血圧は上昇するのだけれど、朝と夜の血圧が、ほぼ同じだからだと思う。 肝心の脊髄反射は、体位変換する時間を減らしたことで、 初めてラグーナにしたときよりは、確実に減っているが、 オスカーほど少なくはない。 ラグーナにして、落ち着いたかと思っていたが、 1月25日(木) syuichiさんのブログを拝読して、また、悩み始めた。 夫も、手足先の冷えが起きることがあるからだ。 でもそれは、このところの寒さによるものだと思っていた。 それから、オスカーにNewモデルがあるとの情報。 これには驚いた。 17日まで借りていたオスカーは、Newモデルではなかったからだ。 Newモデルは、体位変換の角度が4種類あり、保持時間も4種類あって、選べる。 前のモデルは、体位変換の角度が大きいので、それがストレスなのかも?と、 疑っていた。 ラグーナよりも少し大きめの角度で体位変換できるのであれば、 冷え対策のあるオスカーの方が良いのかな?とも、思ったりする。 だけど、使ってみなければわからない。 今、ケアマネさんを通じて、福祉用具の会社で、 Newモデルのオスカーの取り扱いがあるのかどうか、調べてもらっている。 だから、結論は、もう少し先だが、しばらく悩みそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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