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akubipopoのぬくぬく窓  時々日記を覗いてねっ♪

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Sep 13, 2004
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カテゴリ:プライベート
ボタン2あれはもう何年か前。。。

茨城へ出張に出かけた旦那が3日振りで帰ってきた。
彼の顔は何かニヤけているように見えた。。。
着替えの洗濯物もいつもなら放って置くのに
その日に限って洗面所に持って行き口笛まで吹いていたと記憶している。
あまりに気持ちが悪いので聞いてみた。

「何かあったの?」

「えへへ。。。」

「何?気持ち悪い。。。」

「実はな、チョッといい事をして来たんだ!」

「へぇ~!珍しいねぇ。で、何して来たの?」

「いやぁ~パーキングで困っている人を見かけてね。」



そう言いながら私にメモを見せた。
メモには大きく丁寧な字で住所と名前と会社名そして電話番号が記載されていた。

「この人に一万円貸したからさ、後から返して貰えるから取り合えず俺に一万ちょうだいな♪」

「へ?」

「俺だってさ、たまにはイイ事するんだよね~♪」

「ふぅ~ん。。。」

「お前、立て替えて置いて。さ、一万円よこして~」

「あのさ、これって何があったのよ?」


彼は自慢げに私に話した。。。

車で出張に行った彼はパーキングで休んでいた。すると子供の泣き声が。。。
それは自分の向かい側に止めた軽自動車からした。
軽自動車には大人の男女と子供三人ぐらい乗っていたという。
暫く眺めているとその車から男が近寄って来た。
男は矢継ぎ早に彼に声をかけた。

「すんません。車が故障して嫁さんに迎えに来てもらったんだげど財布を忘れできたぁみだいで。。。」

「はぁ。。。」

「子供が腹減らして泣き止まないんで、それにオムツも交換しないど。」

「さっきから随分泣いてますよね~。」

「あぁ、そうなんです。んで、悪いんですけどお金貸して貰えませんですかね。」

「え?幾らですか?」

「いやぁ~幾らでもいんだども。。。」

「あぁ。。俺もあんまり持ってないんすけどね。」

「貸してもらえる分だけでも。。。」

「じゃぁ、一万でもいいっすか?」

「あぁ~申し訳ないです。必ず返しますがら。」



何処ぞの訛の入った男はそう言ってこのメモを彼に渡し去って行った。。。



さて、皆さん!この場合どうします?

私はメモを見てすぐに詐欺であることを直感したのである。
早速メモの電話番号にかけてみた。。。
はい。勿論。

「お客様のおかけになった電話番号は現在使われておりません。番号をお確かめになってもう一度おかけ直し下さい。」


意気揚々としていた彼の顔は真っ青。。。
あったりまえだろうよ。。。

え?何故分かったかって?
そのメモには会社名も書いてあったのですがね。

会社名は『白鷺運輸』と。。。
もしかするとその会社は実際存在するかもしれません。しかし、この状況からいくとサギ。シラサギ。
案の定、警察に問い合わせをすると他にも被害が。。。
彼の肩はガックリ落ちていましたよ。
怒るに怒れない。
笑うに笑えない。
そんな事があったなぁ~と昨日の「白鷺」に思い出してしまいました。。。

あぁ~アレが白鷺かぁ。。。
二人の間には 『シラサギ』禁句だったのにねぇ。




っていうか、直感しなくてもこの場合気がつきません?
私なら、その時点で一万円を出す事もしないと思うんですがね。精々千円がせきのやま。
なんで、一万円も出すかねぇ。
男って見栄っ張りだからね。 アフォウ 可哀想としか言いようが無い事件でしたよ。

皆様も、お気をつけあそばせぇ~☆


~発言の表記について~
青=旦那 「赤=私 緑=見知らぬ男





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最終更新日  Sep 13, 2004 10:18:55 PM
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