テーマ:花粉症&アレルギー(484)
カテゴリ:アレルギーっ子の行事関連
新年が明けたと思ったら、早くも1月中旬ですね。これからの季節、アレルギーっ子育児に注意することが多くなりますが、その1つは節分行事に関する注意点です。昨年から訪問してくださってる方は、「また~」と思うかもしれませんが、お許し下さい♪
2月3日節分に伴う行事ですが、保育園・幼稚園・学校のみならず、幼児教室や親子サークルでも節分の豆まきを行うことがあるようです。そこで、大豆をまくところが多いのですが、拾ったり、あとで食べることの衛生面を考えて、殻付の落花生を巻くところもあるようです。そのため、1歳の子でも拾ったものをぼりぼりと食べるケースも少なくないようです。 ただ、アレルギーっ子で注意をして欲しいのは、落花生=ピーナッツ、つまり、ナッツアレルギーです。ナッツアレルギーがある場合は、ナッツそのもののみならず、殻の微粉が空中に舞っただけでも、アナフィラキシーを起こす可能性もありますし、昨年末報道されたように、ナッツバターを9時間前に食べた男の子とキスをしたナッツアレルギーの女の子がアナフィラキシーを起こし、亡くなられた件もありました。また、感作能力が強いことから、できれば、吸入などでも感作しやすい入園前くらいまでは、極力避けた方が良いのではないかと思っています。もちろん、それ以降の年齢も感作されやすいので、充分に注意をする必要はあると思いますが、ナッツですでに陽性が出ている場合は、これまでの発症暦がなくても、体調如何ではぜん息や鼻炎など、何らかの症状を誘発する可能性もあるし、すでに発症している場合は、行事参加をやめる、または大豆などに変更してもらうなどの相談も必要になってくると思います。これらに関しては、昨年書きましたので、「節分行事には、ご用心♪」をお読み下さい。上記で書いた最近の事例などを加筆訂正しておきました。 そこで、アレルギーっ子の節分行事の提案です。すべての方に対応できるかどうかはわかりませんが、もし、上記を読んで悩まれたら、ご検討して下さい。特に、親子教室や育児サークルに参加、またはスタッフとして活動されている方がいましたら、メンバー全員が楽しく過ごせる節分行事となるように、上記の配慮をお願いしたり、提案して欲しいと思います。 <豆まき> 大豆アレルギーもしくはナッツアレルギー、または重篤な体質である場合は、どうしても食べ物が関与すると参加しづらくなります。そこで、ひとつの提案です。 豆は小さく切った新聞紙や広告、折り紙などを子どもたちと一緒に丸めて作る、または親が準備すること これなら食べ物は関係ありませんし、親子で一緒に作ることができる楽しみがあります。でも、これだけでは楽しみがないと思われる人が多いかもしれません。そこで、親子で鬼の面作りはいかがでしょう? ◇白画用紙(厚めのもの)に鬼のイラストを描いて切り抜いたものを配布し、それを色鉛筆で親子で色塗り。それに耳の部分に輪ゴムもしくは紐などをつける。ただし、ゴム(ラテックス)アレルギーの方もいるかもしれないので、その方には、他の安全な素材で代替もしくは紙などを準備すること ◇節分にご家庭で作れるちょっと凝ったお面づくりおめんづくり KクレイL(紙粘土)を紙の面芯に貼り付けて、水彩絵の具を塗るだけだそうです。下記のように別売りもされています。 これ以上の名案を考えるだけの頭はありませんが(平凡すぎて、ごめんなさい♪)、他にもいろいろアイデアがあると思います。もちろん、上記の下側でもNGな場合もあるかもしれませんが、万が一、代替にコストがかかるようなそういう場合は安全な素材をご家庭で準備されて持参許可をもらうと良いと思います。 <参考> ◇「アレルギーにやさしい生活…」がセレクトしたアレルギー対応食品・本・レシピ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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