カテゴリ:食の安心・安全
昨年は食品の安全・安心を脅かす問題がたくさんあり、食品表示の信頼性について考える機会が多い1年でした。また昨今の食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、化学物質過敏症などが増加している背景の1つには、残留農薬、食品添加物、遺伝子組み換え、頻雑な品種改良などの影響を受けている可能性もあるのではないかと考えています。
しかし、食物自給率が約40%と低く、輸入に頼っている現状、また輸入食品や加工品をすべてやめて、有機農産物や無農薬・無肥料の農産物、天然魚など厳格な生活のみにできないことも多く、最近の不況を考えても、家庭の諸事情と家計のバランスを考えながら、自分達ができる範囲での安全な食品選びをする必要性があることを実感するようになり、今年は食の安全について、色々学んでみようと思い、本を読み始めました。 まず、安全な食品の選び方がわかる本―食品表示のここをチェック!を読みました。安全な食品の選び方について、厳格な視点のみで書かれていると、できないことにばかり気をとられ、精神的に辛くなりますが、この本は「完璧を求めず、バランスをとろう」ということで、自分の家庭に応じた安全・安心の基準を決めるヒントを与えてくれる1冊だと思いました。 次に、野菜と果物を「安心」して食べる知恵を読みました。 毎日の食事の中で、野菜や果物は欠かせない食品の1つです。これらの野菜や果物はハウス栽培や貯蔵法、輸入などにより、旬以外の時期でも、同じ食品を食べることができるようになりました。食の安全を考えると、無農薬・無肥料または有機栽培されたもの、旬に採取されたもの、国産または自給自足できればいいのかもしれませんが、家計や諸事情で難しいことも多く、減農薬や慣行栽培で作られた野菜や果物も食べるし、旬以外の時期でも食べることの方が日常となっています。 野菜と果物を「安心」して食べる知恵では、旬ごとに野菜が紹介され、野菜の選び方や保存方法、農薬の落とし方や野菜の効能などが紹介され、イラストも入り、とてもわかりやすくまとめられています。農薬を落とすためには、充分水洗をしたり、湯でこぼしをしたりすることなどがポイントで、これらはアレルギーの除去食を作るときも、子どもの症状に応じてやっていたので、単なる灰汁抜きという意味だけではなく、農薬や有害物質などを落とす方法にもなっていたのだと改めて再確認しました。この本を参考にして、少しでも安心して、野菜や果物をおいしく、たくさん食べたいと思う日々です。 寒い今の時期、根菜野菜が豊富なので、毎日スープや味噌汁など汁物を作って、体が温まるので、朝夕は食べています。特に、生協で購入した国産野菜で作った洋風だし(食塩、デキストリン、酵母エキス、醤油、香辛料、セロリエキス、オニオンエキス、人参、馬鈴薯でんぷん、にんにく(原材料の一部に小麦、大豆を含む))で、これにたくさんの野菜をいれたもの、または鶏肉を入れて旨みを引き出し食べることがお気に入りの1つです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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