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ーーー 記事 ーーー かんべえさんの不規則発言から ○以下は「本間宗久相場三昧伝―相場道の極意」からの抜き書き。
――何事もスタート時点が大事です。 ●米の高下は天声自然の理にて高下するものなれば、極めて上がる下がると定め難きものなり。この道不案内の人は迂闊にこの商いすべからず。 ――株でも競馬でもまったく同じですなあ。 ●米買うべしと見込み候時、二俵方も引きあがる時は、買いおくれじと心得、かえって売り方になることあり。はなはだ誤りなり。買いおくるる時は唯買い場を待つべし。 ――ちょこまか動いちゃいけません。初志貫徹でなきゃいけません。 ●商い利運仕当たる時、先ず大概に致し、取り留むるものなり。その節一両日休むべし。この休むことを忘るる時は、何程利運に向きても、商い仕舞の節は決して損出すべし。 ――儲かった時は、感謝していったんブレイクを入れること。 ●底狙い、天井狙い、売買すること。専ら心掛くべし。 ――中途半端なことは考えちゃいけません。 ●十人が十人片寄る時は決してその裏来るものなり。 ――「ある、ある!」 ●思い入れ違いは早仕舞い、行き付きを見るべし。 ――ナンピン買い(売り)は悪手、相場に逆らっちゃいけません。 ●天井を買わず、底を売らず。但し、第一の心得なり。 ――「天井売らず、底買わず」という格言もあります。 ●足らぬものは余る、余るものは足らぬと申すことあり。 ――豊作の年は贅沢に使うので米が足りなくなり、不作の年は大切に使うので余るんだそうです。 ●腹立ち売り、腹立ち買い、決してすべからず、大いに慎むべし ――競馬場でこれをやったら確実に負けます。 ●米商いは軍術と同じ。 ――軍事でも投資でも、戦略を自在に使いこなす人は実はとっても少ないのです。 ●もうはまだなり。まだはもうなり、ということあり。 ――基本です。 ●すべて、相場高下の論致すまじきなり。この道を心得る人は、わが了見を立てず、人の了見にて商いする人はなきはずなり。 ――プロは寡黙であるべし。 ●新米出始め候ては、前年の心さっぱりと離れ、その年の作の様子、物の多少、人気の次第を考うること第一なり。 ――去年のことはリセットしましょう。 ●一年中、商い手の内にある時は利運遠し。折々仕舞い候て、休み見合わせ申すべきこと第一なり。 ――休むも相場。
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最終更新日
2018.05.22 15:04:57
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