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【世界史】ユグノー戦争とスイスの時計産業 最近、ユグノーに関する引用記事を二編、アップした (1) ユグノー戦争 (2) 「サン=バルテルミの虐殺」 また、スイスの時計産業に関する短い記事もアップした (3) 2.時計産業の歴史と危機 ーーーー 上記(3)は、一見、(1)(2)と無関係の様に見えると思うが 実は、ユグノーつながりなのだ (3)は、財務省総合政策研究所のレポートの部分引用だったのだが もう一度、再現してみる ―――― 財務省総合政策研究所 レポート ―――― 2.時計産業の歴史と危機 1)時計産業誕生の歴史 財務省総合政策研究所 レポート スイスの時計産業の歴史は 14 世紀にさかのぼるが、 本格的に花が開き始めたのは 16 世紀になってからである。 それ以前より、スイスのジュネーヴでは 職人の卓越した技術による宝飾細工が盛んであったが、 ジャン・カルヴァン(Jean Calvin)の宗教改革によって 富をひけらかすことをよしとしない風潮が生まれ、 実際に、宝飾品を身に着けることが禁止されたジュネーヴでは、 宝飾細工の職人は窮地に陥った。 同じ頃、フランスでは、ユグノーと呼ばれるカルヴァン派と体制派の間で 30 年以上にわたる「ユグノー戦争」(1562~1598 年)が勃発し、 弾圧・国外追放を受けた多くのユグノーが ジュネーヴやベルンなどスイスの都市に亡命した結果、 当時パリなどで盛んであった時計産業のノウハウが、 ユグノーを通じて流入することとなった。 スイスの宝飾細工職人は時計産業に生き延びる道を見出し、 ここに時計と宝飾の技術が融合しスイスの時計産業が花開くこととなる。 ―――― レポート引用終わり ―――― フランスのユグノー教徒(新教徒)には商工業者が多かった その商工業者の中には、時計産業の関係者が多く
結果的に、パリの時計産業がスイスに流出 ヴァシュロン・コンスタンタン、ブレゲ、ジャガー・ルクルト、ブランパン、パテック・フィリップ、ピアジェといった高級有名ブランドがユグノー戦争の間接的影響で、山峡の僻地(笑)スイスでで誕生したのである お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.05.20 01:28:37
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