カテゴリ:🔴 C 【文化・歴史・宗教】
スラブ民族はどこからきたか? 滑川海彦情報文武両道塾 ―――― 私の感想と意見 ―――― この You Tube 、一時間半しゃべりっぱなしの長いものだったが 非常に興味深かった この人、スラブに関してよく知っているとは思うが 私が指摘しておきたいことがある この人はこういう事を言っている いわく 「ロマンス語群のフランス語・イタリア語・スペイン語などに比べて スラブ語族の各言語は、よく似ている」 この部分、完全に間違っているのだ この人、スラブ言語について得々と語るくせに、実際には、スラブ語の藷言語語のひとつも、知らない様子である そのうえで、集中説・展開説などの言語拡散についての学説を紹介している 私はこの人のロマンス語族とスラブ諸語の相違度に関する意見は間違っていると断言 と言うのも 私自身、東欧でのビジネス経験があり 東ドイツ・ルーマニアなどのほかに スラブ系のポーランドおよびチェコには、かなりの期間滞在したことがあり また、ある程度は、最低限かもしれないが、スラブ語の一部について知識があるからだ 中でも、ポーランド語はワルシャワ大学の外国人向け夏季で習ったことがあるし (この経験を少し記事として書いたことがある あれは書き直して完成しなければ) チェコにも滞在したことがあるが、チェコではポーランド語が60%ぐらい共通していて通じる チェコスロヴァキアとして以前は一つの国だったスロヴァキアは、チェコ語よりも、さらにポーランド語に近似している これらポーランド語・チェコ語・スロヴァキア語は、スラブ語ファミリーの中では「西スラブ語群」 ロシア語・ウクライナ語・ベラルーシ語は、東スラブ語群 バルカンのブルガリア語・スロベニア語・マケドニア語・クロアチア語・セルビア語、その他(笑)は南スラブ語群 西スラブ語とロシア語などの東スラブ語は、おたがい、20%ぐらい共通しているかな? つまり、自然にしゃべって理解できる程度 南スラブ語群も、私が聴いてみて、確かにスラブ系だとは感じるが、共通部分はかなり少ない 歴史的にトルコの影響もかなり受け手いるし まあ、おおよそそのような関係なので この人が言うような、「スラブ語はみな同じように聞こえるから似ている」と言うのはまったく間違い そういう初歩的な部分が間違っているから、全体になかなかいいことをしゃべってはいるものの わたしとしては、もう一つ納得感が無い まあ、要するに、この人、知識としてスラブを知っているだけで、スラブ系の人々との付き合いや、訪問は無いように思えるし スラブ語系の言語は知らないのだろう わたしから言わせれば その国への理解は、その国の言語をどれぐらい知っているか、しゃべれるか、がかなり大きなポーションを占めると思うのだ 私は、幸い、総合商社勤務と言う利点もあり、ほぼ世界各国へ行ったことがあるので、どうしても、FIRST HAND な経験知識が中心となる その点、この You Tube 記事は、大学の講義みたいなもので 血が通っていない、経験値不足(笑)
ま、これはこれで、歴史知識として合格ではあるが お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.03.15 12:43:13
コメント(0) | コメントを書く
[🔴 C 【文化・歴史・宗教】] カテゴリの最新記事
|
|