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ホモ・サピエンスと美意識と抽象的概念 ナランハさんからコメントをいただいた 私のレスとの応酬をポストすることにする ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Re:あるメモ書き アルファンブラ城の歴史とイザベル女王(08/28) naranha さん ➡ アレックスさんへ 人類が共有できる価値が美なんでしょう イザベラがアルハンブラを壊さなかった、壊せなかったわけ 美意識の共鳴 美はbalanceとharmony どちらか一方だけでなく両方揃わないとダメな理由が、 芸術の構造分析からでなく、 脳の構造から解明される時代に居合わせたことを喜びます。 (2023.09.14 11:05:43) ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ➡ ナランハさんへ 私の前記事 「脳科学者 中野信子× 森山未來『アートと脳の関係とは?!」 ここで、中野信子さんは 現世人類であるホモサピエンスが ネアンデルタール人との生存競争において 勝者となった原因として 「前頭前野のおかげで生き残ったサピエンス サピエンスの美の認識力は武器だった 象徴的価値を伝える能力があった」 と書いています この場合、中野信子さんは、医学博士であり奈良が 敢えて東京芸大大学院に入学して 「美」を探求した それは、ホモサピエンスがネアンデルタール人に打ち勝った武器であった 「美」を研究したかった、としていますが この「美」は、単なる美では無く 象徴的価値を伝える「美」であり 私は、ここで、世界的なベストセラー「サピエンス全史」の著者であるハラリの主張を取り入れて考えてみたいと思います ハラリはホモサピエンスの勝利と繁栄は、ホモさぴワンスが「フィクション=虚構の概念」を取り理れたからだとしています そのフィクションとは ・ 会社 ・ 法律 ・ お金 など、我々現ぢの社会を構成する基本要素がみなフィクションであるというのです 虚構の概念であるというのです 私は納得します これらは何ら、実体のあるものでは無く、虚構であると言えば虚構なのですが 間違いなく我々社会のコアとなっている部分です こういう抽象的な観念は、ホモサピエンスが認知した象徴的価値としての美と同じものだと思うのです これはネアンデルタール人には決して考え付かなかった分野でしょう ネアンデルタール人は、実体のある獲物や家族、そういうものしかその存在を認識できなかったのではないでしょうか? ただ、数少ないですが、ネアンデルタール人が家族を葬ったと思われる墓がハックルされており ネアンデルタール人と言えでも、死後の世界とか、魂の世界とか、どういうものを漠然と考える能力があったのかもしれません ただ、その程度はとてもホモサピエンスにかなわず、実体の世界しか見ることができず、抽象的虚構を作り上げ、仲間とのコミュニケーションも高度なものを持ち始めて狩猟などにそれを生かしたホモサピエンスにはぶれ去ることになったのでしょう つまり 。 抽象的な美の認識 。 抽象概念の理解と把握 ・ 虚構概念の構築による社会の構築 ・ それらと並行して言語能力の獲得による共同狩猟 それらが、現在、ホモサピエンスの末裔の我々のこの社会を作り上げる事ん位なった 中野さんは「美」を強調されていますが 私はもう少し包括的に「抽象概念」と考えてみたいと思います
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