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ガザ北部から南部へ海岸道路20キロに避難者の列…イスラエル軍空爆、ハマス幹部を殺害 10/14(土) 23:38配信 コメント23件 【エルサレム=福島利之、テルアビブ(イスラエル中部)=笹子美奈子】 イスラエル軍の地上部隊は13日、パレスチナ自治区ガザで限定的な作戦を実施した。 ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスの排除を図る大規模な地上侵攻に向けた偵察活動とみられる。 緊迫した情勢下で、ガザ北部の住民は退避を続けた。 イスラエル軍が13日にガザ北部の住民約110万人を対象に出した退避勧告の期限は14日午前に過ぎたが、イスラエル軍は14日午後4時(日本時間午後10時)まで住民の安全な移動を認めると声明で表明し、事実上、期限を延長した。 軍は声明で「安全な避難経路」を示して南部への移動を促しており、地上侵攻の着手が近づいているとの見方が根強い。 読売新聞通信員によると、北部ガザ市から南部ハンユニスへの海岸道路約20キロには避難者の長い列が出来ている。 南部に逃れても滞在場所がなく、野宿する人が目立つ。 1948年のイスラエル建国で土地を追われた「ナクバ」(大破局)になぞらえ、「第2のナクバ」と口にする人もいるという。 国連のアントニオ・グテレス事務総長は13日、 「食料も水もない場所に100万人以上を移動させるのは非常に危険で、場合によって不可能」 と訴え、勧告撤回や作戦の自重を求めた。 地元有力紙ハアレツによると、イスラエル軍は13日の限定作戦で、ガザに拉致された100人以上とされる人質の拘束場所に関する情報もつかんだとしている。 13日夜から14日未明の空爆では、7日のイスラエル南部への攻撃を指揮したハマス軍事部門幹部を殺害したという。 7日の戦闘開始以降の死者は、ガザで連日の激しい空爆により急増し、2200人以上、イスラエルでは1300人以上となった。 緊張はパレスチナ自治区ヨルダン川西岸に飛び火している。 パレスチナ人とイスラエル治安部隊などの衝突が激化し14日までにパレスチナ人54人が死亡した。 反イスラエル闘争を展開してきたイスラム教シーア派組織ヒズボラが実効支配する隣国レバノン南部との国境地帯でも、小規模な戦闘が続いている。 地元紙によると、ヒズボラが13日にイスラエル軍駐屯地を攻撃し、軍は無人機で応戦した。 取材中のロイター通信記者が砲撃に巻き込まれて死亡した。
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最終更新日
2023.10.15 05:49:28
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